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サバイバル能力
農家て食べてゆくのに絶対に必要な才能があると思います。それは

        サバイバル能力

というものです。生産ための技術と精神力に加えてサバイバル能力がないとプロの
農家で食べてゆくことは難しい。
サバイバル能力というのは私流の定義では、全く何もない山の中に放り出されたと
してもちゃんと食べて家族も飢えさせないで凍えさせないだけの才覚のことです。
必要なものは手先の器用さ、工夫する心、健康な肉体、責任感、あきらめない心
闘争心、コスト感覚など。これは絶対に必要だと思います。

農家なら誰しもが頭を抱えたことがあるのが農業機械の故障だと思います。
手先が不器用で全てを修繕に出していたらいくらお金があっても足りないし
機械を修理にずっと出していたら仕事ができません。
相変わらず新規就農を推奨する動きは官民問わず盛んですが、サバイバル能力が
ないと就農しても後悔するだけだということは教えた方がためになります。  

これは私事になりますが、結婚12年になるというのにいまだに
「どうして都会のOLだったのに酪農家と結婚したの?」と聞かれることがあります。
多分、主人にはこのサバイバル能力があったからだと思います。
私の父はエリートだったけれどこのたくましさが欠如していた典型的なホワイトカラー
だったので、いかにサバイバル能力が男にとって必要か痛感していました。

ベーベ工房の立ち上げも製品作りもサバイバル能力のたまものです。
マニュアルなんて何もないところを道具を自分仕様に改良し、製品作りも
日々変わる微妙な牛乳と向き合いながら自分流で主人はやっています。

考えてみれば自然や生き物に振り回されながらちゃんと収入を得てゆく
農業にはマニュアルがなければ動けない人間は無理なのだと思います。
冗談ではなく、新規就農の研修には3日ほど野生のキャンプ場で薪を
集めるところからさせる適性検査があっても良いと思います。

サバイバル能力に長けてちゃんとやってゆける男性ならもちろん食べてゆけるし
妻や子供に暴力を振るうようなことはまずないと思います。
自然や動物に365日きちんとタフに向き合うことは本当に強い人間しか
できないことですから。

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群馬のおいしいもの
1週間に1度(だったと思う)県の情報がメール配信されます。
先週の記事は面白かったので転載させていただきました。

> デスティネーションキャンペーンとは、デスティネーション(目的地)と、
 観光キャンペーンを組み合わせたJRの造語。「群馬デスティネーションキ
 ャンペーン」は、群馬県を旅の目的地として、群馬県とJR6社が連携して
 取り組む、国内最大規模の観光キャンペーンです。
  このキャンペーンが、平成23年の7月から9月に群馬県で開催されます。
 これは平成8年以来15年ぶりのこと。今回、群馬県では、JRだけでなく私
 鉄や高速道路会社など、ほかの幹線交通機関とも連携しながら、首都圏を
 はじめとする全国に向けて集中PRを展開します。

 >そこで、皆さんにお願いがあります。来県されたお客様に「この辺でお
 すすめの場所はありますか」と聞かれたときに、「何にもないんさね」で
 はなく、「わが市町村」の一押しの観光ポイントや、ご自分のお気に入り
 のお店を紹介できるよう、もう一度地域の観光素材を見直してください。
 
 そして、皆さんが「営業マン」となって群馬の魅力を発信してください。

多分、県の職員の執筆と思いますが文章のセンスが素晴らしい!
というか私好みのユーモアのセンス。おすすめ
この「何もないんさね」はいかにも群馬ではありがちなリアクションで笑えます。
群馬って、元よそ者の私から見るとのんびりとゆるい雰囲気なのですが
そんな気取らないのんびりした群馬の魅力を発信できればこのイベントも成功する
ことが可能なのではないかと思います。観光客も群馬には京都の雅や洗練を
求めるのではなくのんびり、ほっこり、おいしくを求めておられるでしょうから。

ところで去年富士見で山羊のチーズを作られる熊井淳一先生の記事を書いたら
今でも「群馬山羊のチーズ」で検索してこのブログを読まれる方が多くて
驚いています。これから時々群馬のおいしいもの、あまり知られていないけど
実は県外にもコアなファンのいるレストランなどをかいてゆきたいと思います。

群馬の山羊のチーズ

群馬は公共交通は決して便利な場所ではありません。
期間中はタクシーの割引なども必要かもしれませんね。

ALL JAPAN ナチュラルチーズコンテスト
一般の方の入場はできないのですが、11月11日に東京で第7回ALL JAPAN ナチュラル
チーズコンテストが開催されます。当日はインフルエンザも流行しているので会場には
行きませんが、チーズを送付して参加いたします。

ALL JAPAN ナチュラルチーズコンテストは中央酪農会議が主催して二年に一回開催
されるもので国内で一番権威のあるチーズコンテストです。
フレッシュチーズ、ハードチーズなど部門別ごとに審査が行われ優秀賞を各部門
数点選びさらにその中から金賞を選びます。審査員はチーズの第一人者を中心に
数人が選ばれます。

ベーベ工房はリコッタチーズが2005年に金賞まで僅差の優秀賞をいただきました。
今年はモッツァレラの得点が伸びることとリコッタの優秀賞以上を期待して
主人をハッパをかけて励ましています。
このコンテストで入賞することは販売面でも有利に働きます。ここまで権威のある
コンテストに育て上げた関係者の努力とxチーズ職人たちの努力には素直に
敬意を表したいと思います。

モッツァレラ一つとってもまだまだ普及は十分とは言えませんがそれでもチーズと
いえば給食のプロセスチーズしか知られていなかった日本でここまでナチュラル
チーズが成長したことは感慨深いものがあります。
チーズ職人は寡黙でひたむきな努力をする人間が多いです。
彼らの努力と製品が多くの方にこれからも愛されますように。

リコッタチーズ

友人の尽力で念願かなって入手したイタリア製の
 リコッタのかご。格段に美しい外観になりました。
 主人は彼へのお礼のためにも良いチーズを作ると言っています。go


どんな文章を書きたいか
ひとり言です。ひとりごと

手紙やメールやブログで(書式通りのビジネス文書は除く)みなさんはどんな文章を
書きたいですか?またどんな表現をしたいですか?

私は人の心に何かを感じさせる文章、時に感情を掻き立てるような表現の
文章を書きたいです。こちらの仕事ブログではできるだけわかりやすく正確に
事実を伝える目的があるのである程度抑制した表現を心がけていますが
私生活ブログは趣味や日常のできごとを心のままに書いているので表現を
あれこれ試しながらプチ実験をしています。

プロの作家でもないのに、と自分でも苦笑していますが自分のブランドの
製品を世に問う、ということはオーバーに言うとお客様の心を味や
パッケージなどの総合的な魅力で虜にすることだと思っているので
元々書くことは好きでもあるし感性を研ぎ澄ませるためにも大切にしています。

読む人の心を虜にするには形容詞や言い回しを選び抜き
ときには「くどい」表現をすることも必要だと思います。
この表現を選ぶという楽しみがあるから文章を綴る楽しみがあります。

文章は人となりを表す、と言われますが全く同感です。
豊かな感受性と生き生きした表現はその人を実際以上に魅力的に見せる反面
キャリアや肩書き以上にその人の真の能力や教養を白日の下にさらしてしまう
怖さもあるように思います。怖いけれど魅力がある。だから書くことはやめられない。

素晴らしい文章に触れることで文章力がアップするというのは本当だと思います。
文豪や有名な作家の文章に加え、私がその表現に魅了されいつかあのような
表現ができればと憧れている本があります。それはこの二冊。

 中村紘子 「チャイコフスキーコンクール」 (中公文庫 1991年)
 青柳いづみこ 「ピアニストが見たピアニスト」 (白水社 2005年)

奇しくも当代を代表する女流ピアニストの著作です。中村紘子さんは言うまでもない
大演奏家です。青柳いづみこさんは演奏と執筆どちらの分野でも一流の方で
この作品は芸術家は何を求めて苦しみ何を歓喜として生きているのか
表現することの真髄に触れることができ私をインスパイアしてくれる名著です。

小さな生活空間で日々を送るからこそ感じる表現することの快感。
その喜びをずっと大切にしてゆきたいと思っています。


どっちを見ても.......
昨日、初産の牛が出産し牛舎が満床になったため、老齢牛を市場に出しました。
(市場に廃用牛として出す日はやはり寂しいものです)
家畜商が代金を持ってきてくれるのですが、例年の半額.........。
景気がやや回復傾向といっても牛肉市場はまだまだ厳しいです。
年末に向けてどうなってゆくやら。

牛乳の方も相変わらず需要が伸びず在庫がだぶついているため生産調整の
噂すら出ています。(一昨年、北海道で牛乳の余剰分が廃棄されていましたがあれが
生産調整です)組合によって余剰感が違うので一概に言えませんが牛乳の方も
景気が悪い話ばかりです。まこやんの下記の記事が詳しいのでご参考まで。

D-1ブログ

ところで民主党のマニフェストにある戸別補償酪農や畜産にも適用する
そうですが(米などが先行するようですが)現在もさまざまな安定化基金など
があり複雑な仕組の畜産と酪農にどのような場合に戸別補償をするのか
その基準が気になります。いずれにしても牛乳も牛肉も当面は
の模様です。どんより........。
酪農家では廃用牛の売却代金を機械の支払いに当てるところが多く肉牛市場の
低迷は経営に大きく影響します。

生産調整を何とか防止するためにも、牛乳の消費をPRしなければですね。
年末にはまたバターと脱脂粉乳の天引き購入決定ですね。
はあ.........絵文字名を入力してください

肉牛市場が低迷するとまたベーベ工房の仕事の重圧がどっと増えます。
フェルミエ農家のブランドは冒険より安定が求められます。ご参考までに。



人生の目標は
女性の方が現実的。とはよく言われることですが本当にそうだと思います。
先日のエントリーで我家の極めて小市民的で堅実な金銭感覚を書きましたが
私は仕事の目標も極めて現実的で堅実なものに置いています。
それは何回か書いているように
 
 「息子を大学まで出し、夫婦が老後楽しく元気に趣味を楽しむ程度の
  ゆとりを持って暮らすこと」

ということでこれについては今後もぶれることはありません。これに良い友人に
これからも恵まれることとか息子に素敵な家族ができますように、がオプション。

私は仕事では努力もするし、これからも進化したいと思いますがそれ以上に地域を
変えたいとか農業に革命を起こしたいなどの勇ましいことは考えておりません。
もし、私たちの仕事を見て「フェルミエ農家としてチーズを作りたい」という若い方が
いらっしゃればできる限り協力はしたいと思いますが、世の中を変えようなどと
傲岸不遜なことは考えません。

私とて野心もあるし、ブログを書くくらいなので自己顕示欲も平均以上にあります。
でも仕事は堅実に実績を積んで結果を出す。という極めて現実的なことしか
考えていません。結果を出せば小さくても回りの人に発信するものはあるでしょうし
その力が少し大きくなるればきっと地域の農業に僅かでも好もしい
影響を残すことができるだろうし、それで十分だと思っています。
実績もないのに途方もないことを大言壮語する人間は信用できません。

酪農もベーベ工房の仕事も何年やっても神経を使います。生鮮食品を扱って
いると品質のことはもちろん、輸送の時の破損はないかロスを出して迷惑を
かけていないか、牛の健康状態はどうかなどそれを無事にクリアするだけでも
神経をかなり使います。さらにお客さまからの問い合わせやごくたまにですが
クレームにも誠実に対応してゆくことも非常に神経を使います。

超堅実派ではありますが、製品に感性を託して頑張ります。 
ささやかな目標はより文章力を上げることかな。

シール

  そろそろクリスマス用のシールの打合せにかかります。
  これは去年のもの。今年は少しデザインを変える予定です。

共進会に行ってきました
昨日は家族で短時間ですが畜産試験場まで共進会に出かけてきました。
共進会は牛のコンテスト。体型審査が未経産牛と経産牛に別れて行われます。
酪農家にとっては、この結果をもとに種牛の候補を考えたり日常の牛の管理を
見直すきっかけにしたりとても大切なイベントです。

残念ながら、ここ数年ベーベ工房の仕事が忙しくなり主人は牛を出品させていません。
かつてはとても熱心で、関東チャンピオン牛を3頭、全国大会にも1頭出場させ
応接間にはたくさんのトロフィーが飾ってあります。

共進会に出かけて嬉しいことは、普段はなかなか会えない仲間に会えること。
高校・大学とそれぞれ同級生が仲間にいる主人が少し羨ましくもあります。

昨日の共進会に出品した牛は各地の予選を勝ち抜いた牛たちです。
毛を刈ってシャンプーしてまっすぐに歩く訓練をして、と出場するまでには
スーパーモデル並みの訓練が必要です。 
上位入賞することはその系統が優れていることの証明になりとても名誉なことです。

ところでごくまれにホルスタインですが茶色いブチの牛もいます。
(主人に聞いたところある系統の牛の子孫に稀に出るそう)
その茶色いホルスタインの出品牛も数頭いて息子にどうして茶色なのか
鋭い質問をされ主人が子供にもわかるように必死に説明していました。

共進会

 茶色のホルスタイン。いつかうちでも産まれてくれないかな。 
 四つ葉のクローバーより確率は低いのですが。

 
地主農家のつぶやき
私は結婚で初めてこの世界に入りましたが主人は代々の地主農家。
酪農家としても三代目。一応地主の家なので耕作地も持っているし、離農者の
遊休農地は地代も安くして貸していただけるし、若い頃に牛の共進会でも全国大会
や関東大会で実績があったこともあり、認定農家は行政サイドから是非なって欲しい
と言われて申請したり生産基盤としては非常に恵まれた人間です。
その上で酪農とベーベ工房に毎日努力をしているので、主人を実際にご存知の方は
おわかりと思いますが、きわめて温厚で物静かな人間です。
仕事ではものすごく努力もするけれどガツガツしていません。
私は営業をするので、数字も意識せざるを得ずでテンパッテいますが。(笑)

実績のある若い世代の農家というと最近は新規参入の多角経営、効率優先主義の
新規参入者にとかくスポットライトが当たりがちですが、代々続く農家にも素晴らしい
生産者もたくさんいます。ずっと若い世代だけどまこやんもその一人。

順調に実績を積んだ新規参入農家は規模拡大のために遊休農地を所有者から
借りる時も手続きなど大変なことが多いようです。
もちろん今後の日本の農業のためには、やる気のある新規の農家がスムースに
遊休農地が借りられるように法整備や周囲の理解が必要だと思いますが
正直言って、ブログなどであまりにも正論だけを書いて元からの零細農家や地方を
見下すような書き方をする新規就農者には感情がついてゆきません。農業も
これからは規模拡大した会社経営型の農家が牽引してゆく時代になると思います。
でもあまりにも効率主義至上の農業が席巻することにも危機感を感じています。

主人だけでなく地主農家の出身者(たとえ別の仕事をしていても)には共通点を
感じます。それは能力があっても鷹揚でどこかのんびりしてじれったいほど
人が良いところ。私など少しそれがもどかしく感じることもありますが、日本の農業の
古き良き部分はこういう気質によって支えられてきたのかもしれません。
まこやんの食育活動「ミルクマン」にもそんな気質の反映を感じます。

作家の塩野七生さんがヴィスコンティの名画「山猫」の評論で主役の公爵の
ような地主階級がもう少し踏ん張ればシチリアはマフィアに食い散らかされなかった
だろうと述べ、「品格もパワーとなる」と書かれていました。
農業をプロとして継ぐことは本当に大変なことだし息子に強制するつもりはなく
農家としての我が家は主人で最後になるかもしれません。でも穏やかで謙虚に
努力を続けている主人を見ると、たとえ時代遅れの農家スタイルとしてももう少し
陰で支えてあげようかと思うこの頃です。高いプロ意識でも穏やかな農村。
そんな農業が今後も続いて欲しいと切に願っています。

PS
 ごく少数の方に私的な悩みを打ち明けました。12月に半月息子とゆっくりする
 ことを決めてから少し落ち着きました。そしてとある多角経営の就農者の日記を
 読み私の中で静かな闘志が燃えるのを感じました。今までよりのんびりですが
 もう少し今の仕事を極めようと思います。貴重な励ましををありがとうございました。

金銭感覚
先日書いたチーズの熟成庫の見積りが届きました。
他社の見積りを取る可能性もありますが、すぐではありませんが購入を
検討してみることに。何故なら価格が100万円台前半、アンダー150万
だったから。これが200万以上なら中古が出ない限り見送り決定でした。

私には「多額の借金をしてでも事業拡大をしよう」という発想はありません。
借金をすることで自分にプレッシャーをかけ、それをエネルギーに事業を大きく
されてゆく農家もありますが、私の場合そのような野心は皆無です。
極めてみみっちい小市民的な経営です。(笑)

チーズやヨーグルトに関する設備投資は100万円台まで。
二台あるので当分買うことはないけれどトラクターなら新車中古で300万前後。
乗用車もインサイトを買ったばかりで当分予定はないけれど新車で250万以下。
これが私の大体の目安です。感覚で決めているような感もあるけれどこれが
案外健全な経営に役立っているようにも思います。

熟成庫に暫定OKを出したらほっとしたのか主人はめずらしく口数が多いです。エヘッ
きっとこれでまだまだチーズの夢を育んでいたいのでしょう。

データベースが欲しい
来年県内で自宅兼用のイタリア料理店を開店させる予定の若いシェフ
ご夫妻がチーズのことでお越しくださいました。彼は料理人の友人とほぼ同年。
前橋の有名なイタリアンレストランで修行していたという彼は、とても真摯で
勉強熱心な青年でした。リコッタチーズもお気に召して下さって何よりでした。
彼はイタリア料理に欠かせない県産のフレッシュチーズを捜していたところ
地区の農政事務所にベーベ工房のことを教えていただいたという事でした。

今までもレストランや外食関係の方からお問い合わせをいただいたことは何度も
ありますし、東京の有名カフェやCou屋さんのようにお取引に至った店もあります。
Cou屋さんは私のブログでベーベ工房を知ったことがきっかけですが
熱心な料理人が県産の食材の情報を得たいと思ってもまとまったデータベースが
なく偶然の出会いがきっかけになっている印象があり、実際に何人もの料理人が
県内のどこにどんな食材があるか知るきっかけが欲しいとおっしゃっていました。

群馬県では知事のトップセールスやプロ向けの商談会の開催など県の内外に
向けて県産の農産物や食材を売り込む取組みに熱心です。
その政策の延長線上に、PCなどから自宅でも手軽に情報収集できる生産者
情報をデータベース化していただけないものかと思います。

生産しているもの、連絡先などを基本にもし個人情報云々の問題があるなら
希望者には登録制にしてその代わりケータイでも気軽に情報収集ができるように
するとか。そういえば海外在住の料理人の友人も日本の食材についてはネットで
情報収集していますが、なかなか個人で情報発信している生産者が少ないと
言っていました。若い世代の料理人は自身でブログを書いたりする方も多く
インターネットから自分が使いたい食材や生産者を捜すことも多いようです。

イベントは有効なPRの機会ですがその日に行かなければ終わりです。
きめ細かな情報を一月に一回くらい更新しての生きたデータがあれば
利用価値は大きいと思います。

去年から趣味でブログを始めてから料理人や外食産業関係の知人友人が
ふえました。考えてみると料理人と生産者の出会いのチャンスはスーパーとの
出会いより稀有なことです。その偶然の出会いが時に双方にとって
仕事でもプライベートでもかけがえのない出会いになることもあります。
それだけに簡単にアクセスできて有用な生産者情報を得られるデータベースを
整備していただけないかと思うのですがどうでしょうか。

私自身もスーパーへの営業は虎の巻と言える個人が作っておられる貴重なサイトが
あります。インターネットがなければベーベ工房の現在もありえません。
貴重なデータを作って下さった方にいつも心の中でお礼を申しています。


レモン牛乳
今夏からひそかにブレイクしているのが栃木のレモン牛乳。

レモン牛乳

前橋のスーパーにあったので買ってきました。

レモン牛乳

無脂肪乳と脱脂粉乳と生乳を主体にして黄色い色とレモン風味をつけた乳飲料です。
パッケージには無果汁とあり、レモン果汁は入っていませんがおいしかったです。
戦後間もなくから栃木はおなじみの人気商品でしたが、製造元の乳業メーカーが
廃止され2004年に製造停止になりましたが、アンコールの声が高く栃木乳業が
製造を開始。テレビで人気タレントが紹介したこともあり今年は売切れが続出。
栃木のご当地ものとしてすっかりメジャーになりました。

私が買った前橋のスーパーではことさらにPOPなどもなくさりげなく置かれて
いましたがおそらく東京などでは入手困難と思われます。 

レモン牛乳はレトロな懐かしさと手頃な価格(80円)も人気の秘密です。
私は幼稚園の頃たまに飲んでいたフルーツ牛乳を思い出しました。
多分私の世代より上がリバイバルを希望したと思われます。(笑)

レモン牛乳のような商品はお世辞にも一流の乳製品ではないしあきらかに
B級ご当地グルメ。でもこういうチープな製品も私は好きです。
添加物が多いわけでもないし、天然色素だし。

最近はコンビニでチロルチョコが人気だと朝日新聞にありました。
昭和の駄菓子っぽさは何となくのんびりして懐かしくつい手を出して
無駄使いをしております。にこにこ


マッチメーカー
英語で仲人のことをマッチメーカーと言います。
それをもじっての題名です。

ベーベ工房の営業は私が一人でやってきました。
幸せなことに素晴らしいご縁をたくさんいただけたことを感謝いたします。
私は実際にそのお店に行ったり、評判を知人から聞いてHPなどでお店のコンセプト
などをじっくりと読んで、ピンとくるものを感じてから営業をします。

営業と一言で書くとそれまでなのですが、私は自分がベーベ工房の製品とお店の
相性や条件を見極めてゆく一種のマッチメーカーだと思っています。
結婚でも就職でも大切な相性や条件は実は取引でもとても大切なことです。
実際にお店で買い物をしての品揃えや客層を見ること、実際に行っていないけれど
信頼できる方の評判やHPなどでお店のコンセプトに共感して取引を望むことも
あります。キーワードとして

  安全・安心・おいしさ
  生産者直送
  バイヤーの産地見学

などはとても心惹かれます。高級・セレブ御用達という表現より信用もできると判断。
先日書いたスーパートミーさんもまさしくこの点を大切にして激戦区の高崎で
確固たる地位を築いておられます。このキーワードを大切にしているお店は社長や
バイヤーの食に対する好奇心が素晴らしいところが多いと感じています。

私は食に関する仕事にはそれぞれの分野での確かな技術を持っていることは
もちろんですが、それに加えて食に対する好奇心は絶対に欠かせない
条件だと思っています。味、生産方法、ラッピング、お取寄せ
テーブルコーディネートetc...食の分野は情報の回転も速く知識の幅も奥行きも
深く本当に興味深い分野です。私も食の分野のことは仕事を離れてもいつも
好奇心でランランとしている人間です。にこにこ
おいしいものを売っている場所でボーッと突っ立っている人間はNG。

自分がそうなので取引先に求めるのも食への好奇心は重視しています。
問屋任せ、ただ安ければアウトレットでも構わないという店ではなく社長や担当が
仕事を離れてもおいしいものに目がなくて生産現場にも尽きぬ興味を持っている店。
それを自分の感受性と同化させてお客さまに伝えたいと日々考えている店。
私はそんな店とベーベ工房の製品を結ぶマッチメーカーでありたい。
そんな出会いがあればこそのベーベ工房との奮闘の日々なのです。

余談ですが私生活でも縁のある方は最初にピンと来るものがあります。
男女を問わずある種の一目ぼれ、ですね。

太ももの会
群馬でも流行している新型インフルエンザ。うがい、手洗い、人ごみに出ないの
基本原則の他に私が心がけているのが毎日味噌汁を食べること。
きちんと発酵させた味噌は免疫力を高めるそうで、数年前の中国でSARSが流行した
時にその力は証明されているそうです。

そんなわけで、いつも以上に味噌はきちんと選んでいます。ダシ入りの即醸みそ
ではなくきちんと発酵されたもの。国産なら産地は問いません。
ついでに書くと、私は若干甘めの味噌が好きです。そこで最近使っているのが
取引先のGAIAさんから買っている山形の太ももの会の味噌。GAIAさんでは
ユニークなイラストの無農薬米でつとに有名な生産者です。

太ももの会HP

太ももの会は山形の庄内地方の農業生産法人で、有機米や大豆を作って
農協を通さず東京などの有機に力を入れている米穀店やオーガニックショップに
自分たちの手で販売しています。米を使ったお酢や稲刈りのあとのワラを使った
納豆、そして味噌などの製造~販売も手がけています。

HPを見てもわかるようにユニークで可愛いイラストは全て代表の佐藤さんの手に
よるもの。佐藤さんは東京で個展を開いたこともある腕前で太ももの会といえば
このイラストがすぐに思い浮かびます。(笑)

私自身が生産~販売果てはしおりなども自分で手がけていることもあり佐藤さんの
ようなユニークな個性を持った生産者には無条件に心惹かれます。
生産物を通じて自己表現をしてゆく気質があればこそ自分で販路も開拓できる。
GAIAにはそんな生産者の製品がたくさん並んでいます。

太ももの会

  容器に貼られたシールもオリジナル。
  私の味噌汁は根菜+豆腐又はわかめ+青ねぎ
  が最近の定番です。



チーズの熟成庫
イタリアのナポリあたりの工場で使われているのだと思いますが
モッツァレラの製造機械があります。もちろん輸入品なのですが軽い気持ちで
カタログを送ってもらったらなんと630万円! 
輸入会社(この会社にチーズの乳酸菌を輸入してもらっています)のマージンが
あるにしても高すぎ。主人もせいぜい300万円ちょっとと思っていたらしく絶句でした。

べーべ工房のチーズは全て手作りです。このスタイルを変えて機械で大量に作る
ということではなく主人としては将来もっと年をとって牛を減らした時に自分の体力も
考えて、機械に任すところは任せてと思ったらしいのですが、あまりの高価格に
これは断念。チーズの製造機械の中古なんてまず市場にありません。

主人がその代わり、購入したいと言っているのがチーズの熟成庫です。
40度まで調節ができて湿度も90%まで設定できるそうです。これがあれば
熟成するチーズの製造もできますし、食べるヨーグルトの製造も夢じゃない。
見積もりを送ってもらって対応可能なら検討してみようと思います。

熟成庫

ところで主人は無口な男ですが、彼なりに家族や夫婦がこの数年の激務でちょっと
まずい状況だとさすがに私が医者に休息を取るように厳命されてから考えて
いるようです。この状況が続けば家族が崩壊すると思ったのかもしれません。

私は主人の夢であった小さなブランドを実現すべく今まで休むことなく頑張って
きたと思います。でも老後まで無理をしてやりたいことを我慢する生活は
するつもりはありません。これ以上無理をして実家にも何年も帰れず全く
休めない生活をするわけにはいかない、と先日主人に申したところです。

フレッシュタイプ以外のチーズが商品化できれば少しは生活にゆとりが
できるかもしれませんし、そのようになって欲しいと思います。
早速、熟成庫の資料を送ってもらおう。(やるのは私ですが)
無料配布について思うこと
昨日、ふらりと出かけた農協主催の収穫感謝祭。
インフルエンザ流行の中でも大盛況で何よりでした。
特に無料配布や無料の試食のコーナーは相変わらず長蛇の列。
200円払っての名物のキャベツのつかみ取りは開始のずっと前から
ものすごい列でした。

私はよほど必要に迫られない限り並んで何かもらうことも買うこともしません。
忙しいことと、戦時中の配給米の支給でもあるまいし、という思いがあるから。

無料配布は集客の必須アイテムなのかもしれません。
私の度量が狭いことは十分承知しています。
でも、私は農業や食のことを理解してもらうためのイベントでやたらと
無料配布をすることには抵抗があります。
無料配布にはトラウマがあるから。以前書いたことがありますが2001年秋
BSE(狂牛病)騒動で感染牛を群馬県も出して、一時は牛肉が壊滅的な打撃を
受けました。年が明けて事態の打開のためJAが無料で焼肉などを作り
消費者に配布するイベントをしたところ、「牛肉は危ないから食べない」はずの
方々が来るわ来るわで。見苦しく何回も並んで食べた方も多くやりきれない気持ちで
心の中で思い切り悪態をついたものです。「さもしい」ってね。

化粧品を買ったとき小さなサンプルをいただくと嬉しいし、試食も好き。
でもイベントだからって何でも客寄せに無料配布をするってどうなんだろう。
子供に食育と片やスローガンを掲げながら、無料配布に子供がたくさん並んでいる
光景ってどうなんだろう。農家が汗をかき天候に振り回されてようやく収穫した
ものを簡単に無料で配ることが本当に農業への理解を深めるのか少し切ない
気持ちです。

きっとこういうことは経済効果云々ではなく個人の生きるうえでの美意識
なのでしょう。私は息子に無料配布でちゃっかり場所取りをする男には
なって欲しくない。だから私も整理券をもらって並ぶことはしません。

多少安く設定して対価をとって提供しても、消費者の心に届くことは十分可能です。
農家が一生懸命に作ったものにお金を払うことを教えることも立派な
食育ではないかしらん。そして何より無料配布目当てに来場する方は残念ながら
あまり消費者としては期待できません。これはあのBSEの時で身に沁みました。

きついことを書きましたが。収穫感謝祭は楽しいひと時でした。
販売コーナーで買ってきたものもおいしかったです。特に県産小麦の
ベーグルはおいしかったな。今度取り寄せできるか聞いてみるつもりです。
いろいろ書きましたが、今度は息子と行きたいです。
毒舌でごめんなさい。すなうさ照

スーパートミーに行きました。
先日、お客様からチーズの注文を頂き納品する週ではなかったのでスーパートミーまで
配達してきました。トミーさんとは1999年以来のご縁をいただいています。

スーパートミーHP

単なるお取引先というでけでなくトミーの富所社長がいらっしゃなければベーベ工房の
チーズは世に出ませんでした。そのくらいの大恩人です。
1998年はまだヨーグルトを始めたばかり。時々オーダーを受けてチーズを作りました。
1999年に東京のお店ともお取引を始め、群馬の高級スーパーとして憧れていた
トミーさんに営業に行きました。温厚でおいしいものが大好きな社長(当時は専務)が
暖かく迎えて下さったのが昨日のことのようです。すぐに扱いを決めてくださり
チーズも取扱いを始めてくださいました。リコッタチーズの商品化を薦めて下さったのも
富所社長の英断です。社長には折に触れ貴重な助言をいただいています。
社長は「チーズの育ての親」と言って下さるのですが、本当に嬉しい言葉です。

トミーに行くのは実は数年ぶり。以前から安全でおいしい食品を扱うスーパー
としてつとに有名でしたが、さらに社長にビジョンとスタッフの熱意が前に出て
差別化されたスーパーとして進化されていました。豆腐も味噌も納豆も一般の
スーパーで主役のおかめやハナマルキはありません。若干高価ですがきちんと
作られた商品がスタッフの手書きのPOPつきで置かれています。
普通のこだわりスーパーでも一般とこだわりの比率は多くて6対4くらいですが
トミーさんはぱっと見ですが2対8くらいでこだわり商品が圧倒しています。

お惣菜も全て手作りで作りたて。どの油を使っているかも表示してあります。
お昼時だったので唐揚げやマリネを買ったのですが絶妙に生姜の利いた唐揚げは
普段自分で作る味で感動しました。

富所社長は穏やかな口調で、でもきっぱりと「うちのように一店舗だけの個人商店が
激戦区で生き残るためにはいつも考えないと」と仰っていますがその言葉どおりの
信念が商品のセレクトやスタッフの熱意にストレートに反映されていて心地よい。
もち豚や東毛酪農のノンホモ牛乳、十石味噌など県内の逸品も揃っています。

社長の見識とお人柄に触れるたび、人の縁の不思議さと素晴らしさを思います。
あの時トミーではなく他のスーパーに行っていたら今のベーベ工房はありません。
優れた目利きの社長は世に多いですが、生産者を育てるだけのスケールをお持ちの
社長がどれだけおられるでしょうか?私は本当に幸せな出会いをいただきました。
社長の「小さな生産者が努力してよいものを作ることを大切にしたい」という言葉に
応えられるように私たち成長できたら良いなと日々思っています。


あれから素直になった気がする
プライベートブログや親しい方に12月に息子と半月ちょっと約5年ぶりに横浜の
実家に帰ると宣言してからかなり気持ちが楽になりました。
11月は息子の七五三にお友達との再会、チーズコンテストに出品。
12月上旬は保育園のクリスマス会があるのでそれはきちんとやろうと思います。

実家に帰って息子が行きたがっている八景島のシーパラダイスや江ノ島などに
行ってくるつもりです。あちらでも伝票は書いて主人に送って取引先にはご迷惑を
かけないようにするつもりです。でも仕事よりゆっくり心身を休めて時間を気にせず
息子や母とゆっくりして普通のお母さんをやる予定です。
それから書店に行ったりお買い物をしたり。普通の主婦の生活をしてきます。

自分の今の状態をカミングアウトし、メールやコメントで心からの励ましを頂き
私は素直になれたように思います。素直になるには心身のコンディションが
大きく影響すると初めて実感しました。
12月のプチバカンスまでとにかく健康で時にはお出かけもして仕事でストレスを
溜め込まないようにしたいと思います。

今日、JAに行ったら17日と18日は前橋のJA群馬で収穫祭の案内をもらいました。
野菜や農家の手作りのおいしいものが集まります。
明日は、インサイトを飛ばして収穫祭に出かけてこようと思います。
きっと良い気分転換になるでしょう。 絵文字名を入力してください


ナカシさんが入賞
ベーベ工房のしおりなどのイラストをお願いしているイラストレーターのナカシさん。
彼女から嬉しいニュースが届きました。

千修イラストレーションコンテストでロハスをテーマにしたイラストが入賞されたとのこと。
本当におめでとうございます。

千修イラストレーションコンテスト

アートの世界は主観で良し悪しの決まる大変な世界です。
彼女とブログがきっかけでご縁を持ったのが2006年。
当初はフードコーディネーターとしてのお仕事がメインだった彼女でしたが
あれから3年がたち少しずつイラストが認められお仕事の幅も増えててきて
いることは私にとっても大きな喜びです。HPはこちらをどうぞ。

お取り寄せないグルメ

これまでナカシさんのイラスト&私の文章で3つのしおりやパンフレットを作りました。
彼女はとにかくお人柄が素敵。率直にこちらの希望や意見を伝えられて納期も
きっちりと厳守して下さって仕事がやりやすい。
彼女と組む仕事は私にとって大きな喜びになっています。

いくら自分好みのイラストを描くイラストレーターでも、建設的かつ楽しい意見交換が
率直にできない方では、お客様に何かを伝えられる作品はできません。
いくら有名な方でも、一方的にお願いするだけの関係では自分のイメージを
お客様に伝えてゆくことは不可能です。
ナカシさんとの仕事は回を追うほどに、お互いのイメージの伝え方も上達して
仕事をすることの幸福を感じます。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。益々のご活躍をお祈りしています。


イラスト

パンフレットの原画。どれも思い出深いものです。


囲い込みの心地よさ
昨日高島屋がお歳暮商戦の出陣式を行ったとありました。例年よりかなり
早いそうです。不況で深刻な売上げ減が続く百貨店業界も必死です。

今日は私の元にも何通か普段ギフトを注文しているお店からお歳暮用のカタログが
既に届きました。例年より半月ほど早いペースです。
実はお世話になっている方へのお歳暮を何件かこのカタログで注文しました。
だって、お得意さまの早期注文は10%割引だったから。 
しかもこの特典が絶妙で

 ① インターネット注文分は不可。このカタログを送ったお得意さんのみ
 ② カタログ限定のラインナップのみが割引対象

と一見さんより常連さんを大切にして「今年もここに注文しよう」と思わせる
巧まざる戦略がお見事。

職種を問わず常連客になっていただくことは大変なこと。
でも大変な分だけ光栄なことで、商売とはいかに常連客になっていただくかが
醍醐味なのだと思います。常連客のプライドを心地よく満足させること。そこがツボ。
ベーベ工房にも毎回ギフトをご用命下さるお客様がいらっしゃってオーダーを
いただくとそれは幸せな気持ちになります。

私は以前は少しでも目新しいもの、と気合を入れて選んでいた時代もありましたが
最近は先方に喜んでいただいたものは毎年オーダーしています。
微妙にラインナップを変えての商品構成で飽きさせないアイディアに脱帽です。

まだ10月半ばなのにお歳暮商戦。微妙に囲い込まれたなと思いつつ
今年も無事ギフトのオーダーを終えてほっとしています。
このあたりの微妙な心理的な駆け引きも商売人としての腕の見せ所。

さて、何をオーダーしたかは内緒ですが(笑)ヒントはキツネです。

キツネ

  可愛いキツネに化かされたい?

近況とこれからのこと
ちょっとヘビーな話なので苦手な方はスルーして下さい。

ブログも書いているし元気で頑張っていると思われている方が多いかもしれませんが
実はかなり体調的にも精神的にもギリギリの線で毎日を送っています。
一言でいうと適応障害に近い(医者は強いてこの病名はつけないとのこと)
心身の疲労です。考えてみれば年に2回ほど母が来てくれますが、2005年の春
以来実家には戻っていません。

そして、酪農家なら当然だろうと叱られそうですが、365日寝坊をすることもなく
毎朝5時に起きまったく休みもない生活に疲労と疑問を覚えています。
そして、ここからはまるっきり愚痴ですが、いくら別棟に住んでいるといってもやはり
義家族との同居は何かと気を使います。特に仕事中はやんちゃ盛りの息子を保育園から
帰ったあとは見てもらっていることもあり、同居している義理の甥っ子にもかなり
気を使っています。気を使うことで家族の平穏な生活が成り立つというのは仕事があると
とときどきしんどくなりますね。

息子もときどき「水族館に行きたい」「海に連れて行って欲しい」と要求します。
お友達から家族でのお出かけの話を聞くと行きたくなるようでどれも実現できて
いないことに親として罪悪感があります。

保育園もしばらくはクリスマス会のお稽古などで忙しくなるので息子を横浜の
実家に長くは連れていけないのが悩みの種なのですが、医者のすすめもあり
12月上旬のクリスマス会が終わったところで半月ほど息子と実家に帰り
ゆっくりすることも考えています。このままでは多分精神的に悪くなるばかりなので。

そんな状態なのでしばらく、あまり優等生の文章ではなくどぎつくならない範囲で
本音を辛らつに書くこともあるかもしれませんがよろしくお願いいたします。


健康食品にはしたくない
先日、エコナの回収騒動のことをブログで書きましたが、合わせてトクホ(特定保健食品)
という制度自体に疑問を持っていると書きました。

エコナとトクホ

私は食べ物を表示したり宣伝するときに必要以上の効能を謳ったり、ビタミンやカルシウム
などを添加して健康食品のようなスタンスで売ることが好きではありません。
好きだった地方の会社が漢方成分やクロレラ入りの納豆のパンフレットを送ってきたとき
にはげんなりしました。

ヨーグルトもさまざまに効能を謳った商品がたくさん市場に出ています。
腸や骨の健康、ダイエットに効果があるということで乳酸菌やカルシウムの効果を
宣伝するものや乳脂肪ゼロを売物にする商品などさまざまです。
その中で自家産の搾りたて牛乳100%で添加物ゼロそして味だけで(しかも大手のもの
より割高で!)バイヤーや消費者に訴えていくベーベ工房のヨーグルトはレトロちっくで
ある意味で効率の悪いことはなはだしいと思いますが、私たちはこれからも自然体で
安定したおいしさのものを世に出してゆきたいと思っています。

昭和の時代の子供だった私たちは、健康な食べ物として旬のものや赤と青と黄色が
バランスよく組み合わさったメニュー、風邪のときにはしょうがなど体を温めるものを
摂りなさいなどの伝統的な食育をされたものですが、現在はわざわざ時間をとって
子供たちに伝統食や郷土料理を教えることもあるようですがCMやテレビではトクホや
科学的検証と証して化学方程式のように食べ物をPRする時代。
今の子供たちは食べ物をどのように捉える大人になるか気になります。
食べ物は理屈ではなくまず舌と感受性で捉えて欲しいんだけど。

食べ物は健康食品とは別ものだし、まして薬ではありません。
必要以上の健康への早急な効果は求めずバランスよく楽しく食べて
気がついたら健康に年齢を重ねている.........という食べ物との付き合い方が
私の理想です。作り手としても生活者としても。


オイル

  愛用のアーモンドオイルとウォールナッツオイル。
  香ばしい香りでオーブン料理の相棒です。イギリス製。
  ネットでも手軽に買えます。食は楽しくと思います。

刈入れ中
現在、トウモロコシの二回目の刈取り中です。
先日の台風は予想よりは被害が小さくて済みましたがそれでも倒れたり
曲がったりでトラクターでの作業の能率が悪く大変です。
主人はベーベ工房の仕事も忙しくその合間を縫っての刈取りで慌しく、現在の機械が
あと数年したて動かなくなったら新しい機械はもう買わず、他の酪農家にやってもらうと
言っています。酪農にベーベ工房に飼料作り。三足のわらじは大変なのです。

ところで野菜農家の方にも言われますが、酪農は機械に膨大なお金がかかります。
搾乳の機械、搾った牛乳を冷蔵しておくバルククーラー、牛の排泄物をスイッチを入れると
ダンプまで流してくれるバーンクリーナー、トラクター、牧草をラッピングする機械
トウモロコシを刈り粉砕する機械etc.......。修理代や点検代だけでも10万単位の
出費はザラなのです。酪農団地と通称される酪農家が多い地域では3人以上で
組合を作り機械の購入にも補助金を何割がつけてもらえますが、うちの回りでは
酪農家が数件の上、経営が苦しい牧場もあり組合が作れず飼料作物用の
機械もトラクターもすべて自己負担で購入しました。
(使用する酪農家に年額で利用料をいただいていますが)

私はこのブログで何回かやたらに酪農に補助金をつけることに疑問を呈してきました。
ベーベ工房を始めるときは好きでやることですし一銭も補助金はいただいていません。
でも酪農の方にはたとえ組合を作れなくても厳密に調査した上でけっこうですので
補助金をいただければかなり経営が楽だろうと思うことはあります。
酪農集落地域ならすぐに3人以上集まるから補助金がついて、周りに酪農家がいない
地域の牧場にはまったくつかない。これは乳質など酪農家の努力でどうすることも
できない事情で補助金の基準を見直していただければと思うこともあります。

余談ですが、地元でも酪農団地は良くも悪くも結束力が強いです。
組合でも人数が多いので発言力も強く、温厚な主人ですら微妙な気持ちに
なることもあるようです。補助金はつけてもらえても私は申し訳ないけれど
あの結束の強すぎる地域ではとてもやれる自信はありません。 
補助金か、さもなくば自由か?なんてね。オーバーですがそんな側面もあります。

刈取りの季節は本当に忙しく疲れるのでついあれこれと考えてしまいます。
幸い、台風の後は晴天が続いたので良質なトウモロコシができました。
これが牛の来年の今頃までの主食となります。

顔よりも感性を伝えたい
主人も私もマックよりモスバーガー派。
というわけでテイクアウトですがときどきモスバーガーに行っています。

モスバーガーは企業自体として以前から国産の食材を使用することに熱心で
公式HPでも生産者の情報をこまめに更新して伝えていることには好感が
持てます。一般消費者向けとしては完璧にに近いと思う。

モスバーガー原材料表示

ところで、私の行きつけの店では「今日のレタスの生産者」などと可愛い
黒板書きでスタッフが紹介しています。出来上がりを待つ間黒板を見るのも
楽しみのひとつです。

モス1

     10種類くらい書いている日もあります。

ここの店はスタッフが黒板に日記風に日々の出来事を綴っていて
それがチェーン店ですが店にキュートな個性を与えていて好感が持てます。

モス2

モスにはそれほど頻々と通っているわけではありませんが一度たまたま連続で
行ってもちゃんと違う日記でした。
何より好感が持てるのは、文章から書くことが好きなスタッフが書いているのだな
と伝わるところ。社員教育のたまものかもしれませんが、画一的になりがちな大手の
チェーン店でもこれだけ生産者を感じさせ、店の個性を伝えられることに感心します。

ひと頃は食の安全のキーワードとして「作り手の顔が見える」という言葉が盛んに
言われました。確かにその通りですが売場パッケージにに作り手の顔写真を並べた
だけでは何も伝わらないと思います。同じ写真がずっと貼られたままで色あせているのを
見ると逆効果とすら思います。

消費者は作り手がどんな顔をしているかより、何を考え何を感じて生産する日々を送って
いるかを知りたいのだと思います。作り手の思いを伝えていくにはいつもきちんと伝える
情熱は持っていないとね。生産者が心を込めて生き生きした気持ちで伝える気持は
必ず消費者の心に何かを残せると思うから。 


お休みの理由
数日こちらのブログの更新をお休みする理由ですが、主人の腰痛や畜産etcで多忙な
ことです。腰痛は本格的に悪化しないように接骨院に行っております。 
組合の役員なので共進会に会場に行ったり、日曜日にはヨーグルトの製造もあり
本当に多忙なので私もいつもより長く牛舎で仕事をしています。
妻ですのでできる限りのことはしてあげようかと。

下記でちらっと書いたプライベートブログは気負わずさらさらと書けるのですがこちらは
きちんと真剣な気持ちで書きたいので月曜日までお休みします。
これからもよろしくお願いします。



料理人の友人
私には大切な料理人の友人がいます。
彼と知り合ってから1年が経ちました。普段は簡単に会えない距離なのですが
メールのやり取りその他で彼から教えられたことは気がついたら、しっかりと私の
心と感受性に根を張っていて生産者としてのこれから生き方にも大切な指針を
与えてくれています。

彼は「プロの料理人だからこそできる料理」というもので生産者の作った食べ物が
正当な評価と対価を得られるようにできれば幸せなことだ、と折にふれて強い
意思をこめて伝えてくれます。そんなメッセージは私も頑張ろうと励ましてくれ
かつ癒しにもなっています。

彼はとても穏やかな人間ですが心に秘めた情熱と芯の強さは相当なもの。
彼と私の共通点はおいしいものが大好きでかつ根性論や精神論が苦手なところ。
彼の言うように真摯な気持ちでおいしいチーズを作り安心してそれをプロの
料理人に委ねて素晴らしい料理で食べる人に喜んでいただけるということが
どれだけ生産者に新しい目を開かせ、かつ孤独ではないのだという励ましに
なるか。料理人がいかに農業にとってもかけがえのない存在か、私は彼に
よって教えられたと思います。

本当にいつもありがとう。お互いにおいしいものを通じて夢を実現しようね。
再会の日を楽しみにしています。

タルト

 もうひとりの料理人パートナーの啓子さん。
 リコッタのタルトはまもなく商品化されます。

子牛のこといろいろ
きのうはどんよりモードでごめんなさい。

先日のオスとメスの双子の誕生は残念でしたが、8月下旬に生まれた子牛は2頭とも
すくすくと育っています。特に8月に↓の記事で書いた小さな「たま」は食欲も旺盛で
予想以上に順調に成長しています。

小さな子牛

すくすく、とはいっても生後3ヶ月までの子牛はやはりまだひ弱いもので、今年は特に
秋の冷え込みが早くお腹をこわしたこともあります。

子牛がお腹をこわしたときは、すぐにミルクの量や濃度を減らし場合によっては
経口のリンゲル(ポカリと呼んでいます)を飲まし獣医の診察をお願いすることも
あります。特に季節の変わり目は子牛も風邪をひいて微熱が出ることもあり
その場合は即・往診です。

子牛の病気で時に命にかかわり一番怖いのが肺炎をおこすこと。
肺炎になるとたとえ直っても発育が遅れたり、成牛になっても始めのうちは
受胎が悪かったり後遺症が出ることもあります。

人間の赤ちゃんと同じで子牛にも個性がいろいろです。最初から器用にバケツで
飲める牛もいればなかなか飲めずに数日かけて教え込む牛がいたり
人なつこい牛もいれば用心深い性格の牛もいます。結婚以来ずっと子牛は私が
育ててきました。現在搾乳している牛は全頭、私が育てた牛たちです。絵文字名を入力してください


エンジェル

   こちらは8月下旬に生まれた「エンジェル」
   最近は子牛の名前は息子がつけてくれます。


ブランドは恋に似ている
昨夜は本当に久々に主人とワインを飲みました。
シャトー・ラフィットを所有するロスチャイルド家のチリで作るロス・ヴァスコス
というワインで1300円と庶民的な価格のワインです。

私は食べ物に限らずブランドだ、と言える条件は

  「たとえその価格がいささか理不尽に高くても購入者が喜んで支払い
   かつその名前だけで購買者を畏怖させかつ憧憬させる」

ことだと思っています。

食べものは常識ある価格であるべき、というのが私の信条ですがフランスのAOC
メドック地区のワインだけは例外。グンクリュ第一級の五つの銘柄は特に。列挙すると

  シャトー・ラフィット・ロートシルト
  シャトー・マルゴー
  シャトー・ラトゥール
  シャトー・オー・ブリオン
  シャトー・ムートン・ロートシルト

名前を書いただけでひれ伏したくなる陣容だ.........。
格付けを知らなくてもマルゴーとヘミングウェイのエピソードを知っている人間は
多いはずでこれがブランドの威力なのだと感嘆します。

フランスワインの格付け

フランスのワインがこのように絶対的なブランドになっているのは基本的な
部分、つまりワインを作るという農業の部分で次のようなしっかりした
国家的な政策が機能していることがあげられます。19世紀から自国の農産物の
有利販売のための方針が確立していたことには脱帽です。


フランスの農業政策に心底感心したのは、上記のハード部分の整備のほかに食の安全や
販売政策のいわばソフトの部分にも実に緻密な整備がなされていることです。
ワインやチーズで有名なAOC(原産地呼称証明)制度が始まったのは1919年。
味を重視したラベル・ルージュ(品質証明ラベル)制度が1960年
伝統的な製法を支援するCC(基準一致証明書)制度が1990年。

また1981年には各国にさきがけて有機農法関連の法律が施行。有機農法にとりくむ農家へ
国家が支援をしてきました。これらの法律がフランスの農産物の格を高め農業者の収入
に反映されています。

              (去年の4月のエントリーより転載)


ブランドのことを書く度に思うのは、品質・国の政策・公正な価値への評価が
なければブランドとして確立しないと思いつつ、上記の五つのシャトー級の
ブランドになるには、理論や言葉にできない感情面が大きいということ。
ワインショップのサイトを見るとマルゴーやラトゥールの最良年のものだと
8万~10万円の値段がつけられています。それが高いと思うか、だからこそ
手に入れたいと思うかはまったく感情の部分によると思います。

理不尽と思う価格でも、あこぎだと思う値段でも憧れて手に入れたい。
ブランドは恋に似ていますね。まったく。ハート2


イタリアに片思い
重大発表!でもないのですが実は11月に予定していたイタリア旅行は中止して
改めて来年に検討することになりました。絵文字名を入力してください
理由は先日書いたように、持病の再燃と新型インフルエンザです。
現在は体調は落ち着いてきましたが、ドクターストップがかかりました。

その代わり、秋に友人と短時間ですが日本で再会予定で今から楽しみです。
(友人のイタリアは逃げないから、という励ましが胸に響きました)

イタリアへの想いが募ってでもないのですが先日ずっと読みたかったイタリア料理の
本をアマゾンの中古で手に入れて読んでいます。
それは、貝谷郁子著「ルッカの幸せな料理から」(1996年 主婦と生活社出版)
トスカーナの小さな町ルッカの農家やワイナリーや伝統的な郷土料理の数々が
美しい写真とレシピで紹介されています。

ルッカ

私にとって料理本は二種類あります。一つは本当に作るための技術書としての本。
もう一つはレシピはあっても作るためというより食文化などを感じ取るために読む
料理本。このルッカの本は後者です。トスカーナの友人はこんな料理も作るのかな
と想像するのも楽しいことです。料理に関してはネットではなく本で見ることが
ベターですが最近、出版不況でこの本のようにイタリアの郷土料理を伝える
料理本が少ないのが残念です。だからすぐれた本は中古ででも買うことにしています。

とちょっとイタリアに片思いで悶々としているのでした。 完

新型インフルエンザ
息子の保育園の他のクラスで何人かのお子さんが新型インフルエンザに罹って
お休みなのでとりあえずクラス閉鎖の措置を取るとメールで連絡がありました。

すぐに保育園に電話をして様子を聞き、息子のクラスは現在のところ全員元気な
ようですがクラス閉鎖が解ける金曜日まで(連休を入れると月曜日まで)
息子は保育園を休ませることにしました。このように予防的に休ませる
ご家庭も多いようです。
仕事をしながら、息子を見るのは大変ですがインフルエンザに罹ることを思えば
やむをえない措置です。何とかワクチン接種まで罹らなければいいのですが。

みなさんもどうぞくれぐれもご自愛くださいね。


王道はありません
一つ前のエントリーで取り上げた宮治勇輔氏の主宰する「農家のこせがれネットワーク」
バーベキューやプロジェクトが運営する六本木農園でのパーティは盛況な様子ですが
もうひとつの活動の柱である農家活性プロジェクトの方はまだ稼動はしていないようです。
引用させていただきますと

>
農家活性プロジェクト
こせがれや新規就農者にたいして、顧客獲得や販路開拓などを通じて、
より早く安定的な経営を行える為のサポートを行います。


これは簡単なことではありません。というか教えることは不可能なことです。
30才の若き宮治氏は能力も魅力もある方なのでしょう。
でも彼の「みやじ豚」が世に出てまだ4年です。群馬の誇るもち豚の本社
グローバルピッグファームほどのブランド力はまだないと拝察しています。

宮治氏はこせがれネットワークを通じて、若い後継者が実家の農業を継ぎ
新規就農の若者にも彼のいう「稼げて魅力ある農業」を広めたいと熱心に取組んで
おられます。その意図はわかります。でもたった5年程度の実家で作るみやじ豚を
直販した実績程度で日本の農業改革のリーダーになると公言するのはちょっと
時期尚早すぎると思います。農業は国家政策も家族制度も地方ごとの風習も
もちろん自然条件もからむ奥の深いもので、宮治氏の方法がすべてのスタンダードに
なるわけではないと思います。

私は料理本は読んでも農業ビジネス本は読みません。最近は「稼げる農業」
「農業革命」をテーマにした出版も盛んなようですが、目次を見ると大体成功した
農家の事例をあげてひとつの法則を導き出して、「こういうお手本を見てがんばりましょう」
というパターン。生キャラメルが雨後のタケノコのように出てくるのはこのような意識の
反映のように思われます。

特に「農協に出したら終わりという時代はもう古い」と一方的に決め付ける方法論
非常に危険で無責任なものを感じます。ベーベ工房が何とかやっていられるのは
牛乳は組合を通じて出荷して、週に1回ずつヨーグルトとチーズを作るという安全策を
取っているからです。農協に出さないで全部自分で売り先を見つけろ、なんて重大なこと
を安易にいうべきではありません。私はそれならベーベ工房を止めますよ。

そしてセミナーやイベントを何回かやっただけで顧客獲得や販路開拓を教えられる
なら誰も苦労はしません。(笑)それこそ生産物が優れたものであることを前提として
生産者の価値観や表現力はては話す声から容姿まで全てがこの二つには反映
されるからです。技術を教えることと全く違うのです。

最後に私の意地の悪さが全開のような表現で気が引けますが、日本の農業も自給率も
問題山積で農業マスコミも使命感があるのはわかります。
でもちょっと目新しい特に若い人が家業レベルで成功したらそれを必要以上に
もてはやして、農業のリーダーのように祭り上げてゆくのはいかがなものか。
まだ若いと舞い上がるのは無理のないことで気がついたら生産現場は人任せで
自分は講演やセミナーが本業に。
私はこういう持ち上げ方は逆にリーダーになる資質のある人間を堕落させ農業の
根本的な改革に水をさすような懸念を感じています。

人生がそうであるように農業にも王道はありません。自分の道を血のにじむような
努力をして作ってゆける器の人だけが真に魅力ある農業を作れるのだと信じています。

プロフィール

けい

Author:けい
①群馬県でホルスタイン50頭、ジャージー牛5頭を飼養する家族経営の酪農家マダムです。

②1998年からベーベ工房というブランドでヨーグルトとモッツァレラチーズ及びリコッタチーズをハンドメイドで製造しています。安全でおいしい製品を誠実に作ることを信条としています。

③土作り、飼料作り~製品作りまで一貫して製造しています。

ベーベ工房も13周年を迎える事ができました。牛のこと、チーズのことなど日々のささやかな出来事を綴っていきたいと思っています。

ブログのスタンスですが、酪農とチーズのこと以外の、管理人の
趣味のことも書いてあります。なお記事の無断転載やコピーなどは
ご遠慮くださいますようお願い致します。

製品に関するお問い合わせは以下のアドレスにお願いします。

ベーベ工房のアドレス

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