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クロード・ルルーシュ「男と女」
クロード・ルルーシュ監督のフランス映画「男と女」。あの♪ダバダバダ....の物憂い
ボサノバ調のテーマ音楽で有名な作品。私は音楽は昔から知っていたものの
全編を通して鑑賞したのはほんの数年前です。NHK教育テレビで。
(13才時TV放映されたのですが内容が大人すぎるという事で親からダメ出し)




内容は予想を遥かに上回る素晴らしい作品でした。主演のアヌーク・エーメと
ジャン=ルイ・トランティニャンの絶妙な男女の機微に通じた演技が圧巻でした。。
何より驚いたのはこの作品を製作した時、監督のルルーシュが弱冠29才という事実。
29才ってこんなに大人だったっけ?ルルーシュの大人ぶりは以下のような設定に
十二分に発揮されていると思います。

①若い男女の恋物語ではなく、お互いに配偶者を亡くしたいわば「人生のワンラウンド」を
 終わった、それもお互い子連れの男女の恋物語であること

②不倫ではなく大手を振って恋をできるのに、お互いが恋しくてたまらないのに
 どこか前の配偶者の面影がちらついて 恋愛に没頭できない、というリアルな役柄 

という物語を脚本まで書いたのが29才!

映画は回想シーンが白黒画面で挿入されてとてもモダンな画像です。
何でもまだ駆け出しの監督だったルルーシュにはスポンサーが付かず、経費を迎えるため
白黒画面を使ったとか。凄いセンス。お金がなくてルルーシュが脚本・監督の他に制作
までやったこの作品の評価は1966年のアカデミー外国映画賞とカンヌ映画祭のグランプリ。

この映画を見終わった時、頭に浮かんだのはフランスの教育(特にリセとよばれる
日本でいう高校)のレベルの高さ。夭折した作家のラディゲ、コクトー、サガン。
さすがに早熟の天才を生み出すお国柄です。

この物語では主人公の男女の年齢の設定は30才を少し過ぎたくらい。
当時は現在より早婚でしょうが、寄宿舎に入っている小学生の子供の年令を考えれば
現代風に考えると40代前半、という感覚が私の中にはあります。40代の方がこの映画の
「たそがれた子連れの中年男女の恋」にぴったりのような気がします。
息子を保育園に迎えに行って車の中からお迎えのパパたちを見ていたら、何故かこの映画を
思い出しました。この映画のストーリーを現代に置き換えたら、保育園のお迎えで顔を
合わせるようになるうちに、心を通わせるようになった孤独なパパとママの恋物語
という設定かな。

ところで先日友人に「現代は大人の精神年齢が実年令×0.7」とを語ったのですが
この映画に関しては逆に「実年令×1.4」くらいの設定が一番しっくり来るような
気がします。ルルーシュが29才×1.4=約41才、とすれば納得です。
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プロフィール

けい

Author:けい
①群馬県でホルスタイン50頭、ジャージー牛5頭を飼養する家族経営の酪農家マダムです。

②1998年からベーベ工房というブランドでヨーグルトとモッツァレラチーズ及びリコッタチーズをハンドメイドで製造しています。安全でおいしい製品を誠実に作ることを信条としています。

③土作り、飼料作り~製品作りまで一貫して製造しています。

ベーベ工房も13周年を迎える事ができました。牛のこと、チーズのことなど日々のささやかな出来事を綴っていきたいと思っています。

ブログのスタンスですが、酪農とチーズのこと以外の、管理人の
趣味のことも書いてあります。なお記事の無断転載やコピーなどは
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