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産地直送
ベーベ工房の製品はほとんどが(ごく一部、理解のある中間の冷蔵会社さんにお世話になって
おります)取り扱い店に直送で納品させていただいています。
理由は個人のささやかな規模の生産者のなので、扱い量が少量であること、また週1回又は
隔週1回の納品であること、小規模生産者なのでなるべく中間を省いてコストを削減すると
いったことからです。

ウキィペディアで地産地消のことを調べていたら、興味深い記述がありました。
要約すると、大都市圏では耕作地が少ないので地産地消は実際は不可能で産地直送
(産直)システムが大都市圏では地産地消となっている、ということです。

輸送システムの発達で、個人が簡単に冷蔵品を送れるようになりました。
ベーベ工房でも法人向けの輸送費で製品を遠くは広島まで出荷させていただいています。
バイヤーさんに「最近は東北からでも広島に翌日届きます。群馬はもっと近いから輸送の
ことは心配しないでいいですよ」と言われて、産地直送システムは小規模生産者が
自分の手で販売ルートに乗せる時の強力なシステムになることを実感しました。

私は安全でおいしい食べものは決して安くないし安易に安売りしてはいけないと思いますが、
それでも消費者がリピートしやすい価格にできるようにコストは生産者が削減する努力も
必要だと思います。

なるべく中間業者を通さない、販売のための努力も自分達の知をもって努力する、できれば
文字通り自分達の手で荷造りをして出荷する、といったことでコストも削減できますし
ハード面もソフト面も生産者と消費者の距離を縮めること、それが物理的な距離を越えた
本当の「産地直送」だと考えています。

マスコミでも有名な農業流通の評論家のブログを読むと、地方の農産物を売り込むのに彼に
依頼して販売戦略を練ってもらう地方自治体が多いことに驚きました。
ベーベ工房と組合規模の肉の出荷では規模が違うので一概に言えませんが、産直システム
をとるなら物流のみを産地直送にするのではなく、販売面も責任を持って有名人に頼らず
自分達の手でやることが消費者の心を動かして理解を得てゆくことになると考えています。

多少大げさな言い方ですが、小規模生産者の産地直送は、製品を作ることにも売ることにも
心血を注ぎ製品と心中する覚悟くらいの強い意志は必須条件です。


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ライアンの娘
1970年製作の巨匠デイヴィッド・リーン監督の大作映画です。
私はこの映画がお気に入りで、もう15年くらい前にVHSを購入して何度も家で観ています。
いつかこの映画のことを書きたいとずっと思っていました。

物語は1916年の英国の支配下のアイルランドの寒村が舞台。
美しい娘ロージーは遥かに年長の村で唯一のインテリで教師のチャールズと結婚。
しかし性的に満たれない彼女は、英国から独立運動の監視に赴任してきたドリアン少佐と
不倫の恋に。村中から白眼視されます。
その頃、アイルランド独立運動の闘士達が武器を密輸して嵐の夜荷揚げします。
ところが、ロージーの父、ライアンの密告で闘士達は逮捕。逮捕を命じたドリアンに憎しみは
集中し、密告者は不倫相手のロージーだと決め付けられ彼女は凄惨なリンチを受けます。
その後、ドリアンは自殺。ロージーが夫と共に村を去るところで映画は終わります。

アイルランドの荒々しく広大な自然を描いたカメラワークが素晴らしいです。
何より俳優の演技が見事です。初老の夫の悲しみを演じたロバート・ミッチャム。
ロージー夫婦を支え時に叱る村の神父を演じた名優トレヴァー・ハワード。
そしてこの演技でアカデミー賞を受賞した、言語障害のあるマイケルに扮したジョン・ミルズ。
何より、ロージーの微妙で激しい女心を演じたサラ・マイルズ。

特に物語の終盤、言葉を発せないマイケルの必死のジェスチャーから恋人、ドリアンが自殺
したと知らされる時のロージーの表情が圧巻です。
驚き、声に出せない嘆き、そして「やっぱり......」とこの事態を予想していたかのようなあきらめが
全て凝縮されたような表情。
まさしく「女優」としか形容しようのないサラ・マイルズの演技..........。
私は名場面がちりばめられたこの映画の中でも殊にここの場面に感動しました。

この映画は現在でこそ名画と高い評価を受けていますが、公開当時は英国とアイルランドの
険悪な関係もあり、手放しで評価できない雰囲気があったようでアカデミー賞も2部門のみの
受賞にとどまったといいます。

独立前のアイルランドと英国のような関係は世界中で現在でも見られます。
ロシアとチェチェン。そして中国とチベット。
もしそこに住む女性、それも人妻が占領国の将校と恋をしたら.........。
やはりロージーの恋のように無残な結末が待っているのでしょうか。

離婚を前提にチャールズとロージーは村を後にします。
でも忌まわしい事件を経て初めて夫の心の大きさに気づいたロージー。
もしかしたら、これから二人の本当の良い関係が新しい場所で始まるのかな、
と含みを持たせて映画は終わります。ちょっと心が救われるラストシーンです。

goo 映画
プロフィール

けい

Author:けい
①群馬県でホルスタイン50頭、ジャージー牛5頭を飼養する家族経営の酪農家マダムです。

②1998年からベーベ工房というブランドでヨーグルトとモッツァレラチーズ及びリコッタチーズをハンドメイドで製造しています。安全でおいしい製品を誠実に作ることを信条としています。

③土作り、飼料作り~製品作りまで一貫して製造しています。

ベーベ工房も13周年を迎える事ができました。牛のこと、チーズのことなど日々のささやかな出来事を綴っていきたいと思っています。

ブログのスタンスですが、酪農とチーズのこと以外の、管理人の
趣味のことも書いてあります。なお記事の無断転載やコピーなどは
ご遠慮くださいますようお願い致します。

製品に関するお問い合わせは以下のアドレスにお願いします。

ベーベ工房のアドレス

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