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アダージェット...........アルマへの恋文
マーラーの交響曲第5番の4楽章「アダージェット」。
ヴィスコンティ監督の名画「ベニスに死す」やローラン・プチのバレエ「バラの死」に用いられた
音楽、といえば、と思い出される方も多いのではないでしょうか。
最近はクラシックのオムニバス集にも入っていることの多いマーラーの代表作です。


この曲は40才のマーラーが妻になる当時22才のアルマに捧げた「恋文」と言われています。
アルマ・マーラー(1879~1964)はマーラーの妻としてまたその音楽・絵画などの才能
そして華麗な男性遍歴で知られるファム・ファタル(運命の女)として有名です。

有名な画家の両親の元に生まれたアルマは作曲を学び、両親のサロンで花形となります。
まだ10代でありながら作曲の恩師や「接吻」などの名画で名高いクリムトと恋仲に。

20才近く年上の有名な作曲家グスタフ・マーラーもアルマの両親のサロンでアルマと出会い
激しい恋をします。22才のアルマは今で言う「できちゃった婚」で40才のマーラーの妻に。
マーラーがアルマにもう作曲をするなと言ったことや、年齢差、長女の夭折などもあり
夫婦仲には隙間風が。アルマは有名な建築家グロピウス(マーラーの死後再婚)
と不倫をしたり、マーラーは心を病み有名なフロイトの診療を受けたりと大変な苦悩をします。
それでも数々の名曲を残しマーラーは1911年に死去。

アルマは不倫相手のグロピウスと再婚して離婚。その後も有名なオペラ研究家と再々婚
したり、画家kココシュカと恋愛をして彼に代表作を描かせたり.......。ため息の出るような
華麗な遍歴を繰り返します。
晩年はアメリカに亡命。やはり亡命組のための芸術サロンを主宰し、有名な作曲家
ストラヴィンスキーなどのパトロンとして名を馳せて長い人生を生きました。

書いていてため息が出るようなアルマの人生です。確かに恋多き女で悪女かもしれません。
でも夫のマーラーを始め彼女と関わった男たちの綺羅星のごとくの顔ぶれ!
アルマの才能や感性があってのものでしょう。
ある評論家は彼女の事を「何かをかきたてずにはおかない女性」と表現しています。
渡辺淳一の小説のヒロインがしみったれてみえるくらいのスケールだな。(笑)


アルマのために書かれたといういきさつを知って「アダージェット」を聞くとさまざまな
芸術家の創造意欲をかきたてるというこの曲の魅力を改めて感じます。
いえ、感じる、というより魅入られそうで。

モーツァルトやショパンの美と全く違う官能的で退廃的な美。
淫靡さすら感じさせる美。
アルマの悪魔的魅力の凄みは曲から伝わってきます。
苦しみに満ちた結婚だったとしてもマーラーは男として本望だったと思います。






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プロフィール

Author:けい
①群馬県でホルスタイン50頭、ジャージー牛5頭を飼養する家族経営の酪農家マダムです。

②1998年からベーベ工房というブランドでヨーグルトとモッツァレラチーズ及びリコッタチーズをハンドメイドで製造しています。安全でおいしい製品を誠実に作ることを信条としています。

③土作り、飼料作り~製品作りまで一貫して製造しています。

ベーベ工房も13周年を迎える事ができました。牛のこと、チーズのことなど日々のささやかな出来事を綴っていきたいと思っています。

ブログのスタンスですが、酪農とチーズのこと以外の、管理人の
趣味のことも書いてあります。なお記事の無断転載やコピーなどは
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