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記号ではなく名前を
かつての雪印の食品偽装は同業だけに反面教師として今も強い印象があります。

去年は1年のイメージを表す漢字が「偽」だった、というほど偽装がニュースにならない日が
なかったほどです。
受け止める側も怒りを通り越してそれに慣れてしまったような感覚で、それも何か恐ろしい
気がします。


発覚するたびに、首脳陣がマスコミの前で頭を下げ、謝罪と再発防止を語ります。


常々思うのですが、大手企業の製品は製造者は本社が記載されていても、実際作った場所は暗号のようなアルファベットが並び場所も責任者もわかりません。
こういう匿名化された情報開示方法もどこか現場のモラル意識の低下をもたらすと思うのは
私だけでしょうか?


人の口にする食品は本社だけでなく製造した工場の場所と製造責任者の氏名くらいはきちんとパッケージに表示して欲しいと切に願います。
責任が伴えば偽装という行為がいかにまず自分に対して恥かしいかわかると思います。


小さなベーベ工房ですがパッケージには住所とともに夫の名前が入っています。
社会に対して責任を持ちたい、これは創業以来夫がよく口にする言葉です。


ヴィトンやグッチやシャネルなどいわゆる高級ブランドの名称が皆創業者の名前です。
それがきっと企業に流れる誇りなのでしょう。


食という人の健康に関わる者ならなおさら誇りと責任を持つべきです。


追記

 書き終わってはっと気がつきました。この記事と同じような内容を2002年に当時連載させて
 いただいていた「フェルミエ通信」に書いた記憶があります。
 あれからもう6年。改善どころかますます発覚する食品偽装。
 これって一体..............。(ちびまる子ちゃんのナレーションみたい) 
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保育園
先日、息子の来年度の保育園の入所承諾書が届きました。
息子は1歳7ヶ月から保育園にお世話になっているので、来年度で3年目の継続入所ですが
やはり毎年、承諾書が届くとほっとします。


東京や川崎、横浜などは待機児童数が物凄いといいます。
働き続けるために保護者が本当に大変な努力と苦労を重ねていることを聞くにつけ
「少子化対策ってなんだよ」
と思うのは私だけではないでしょう。


東京から見るとのどかな群馬でも最近待機児童が問題になっています。
働くお母さんが増えたこと、市町村合併などで行政の姿勢が変わったということも
原因の一つです。


出産後3年は育児休暇を取ることができる事業所が増えました。
但し、1年までは保育園の入所基準を満たしても2年目.3年目はまず保育園は
難しいようです。現に先日入所承諾書に添付されてきた通知にははっきりと
「育児休暇2年目以降は保育を解除する」と書いてありました。


我が家は忙しい日々で仕事も立て込んでおり保育園にお世話になっていますが、
それでも自営業ですし、体が弱ってきたといっても祖父母もいてくれます。
でも、核家族で実家も遠い、そういうお母さんが子育てをしようにも出産後2年目以降は
無理をしてでも務めに出ないと保育所にも頼れない現実。やりきれません。


働く母にそこまでの心身ともに負担を強いながらかたや「母乳で育てろ」「子守歌を歌え」
などなど、安倍内閣の時「親学」と称して結局ボツになったもののわけのわからない、
親へ提言がありました。あの委員の中には子育て経験者も多いのに何を考えてるのか
私はひそかに軽蔑しました。


保育園には感謝しています。あの保育士さん達の献身的な愛情があるからこそ、私たちは
安心して働けます。また、子供の受ける愛情は親からのものだけではなく他者や社会からの
愛情も必要だと息子の笑顔を見て感じています。
乳製品の加工を目指す方へ。━借入金1000万のスタート
はじめにお断りしておきますが、この借入金1000万円はすでに完済しております。(笑)


これは1996年に私たちのように小さな酪農家にも乳製品の加工の道が通達の改正によって道が開け、ついでに結婚も決まりチーズを製造するための施設を建てるために夫が農協から借り入れた金額です。農業関係以外の読者のために説明をしますと、この借入金は「近代化
資金」といい農業を営む者が一定の要件(かなり厳密なものです)を満たす場合、施設や農業機械を購入する場合利子分を税金によって補助してくださるという制度です。
(ほぼ元金だけの返済ですみます)


以前の日記に書いたように異常な飼料代の高騰で酪農家がかつてない苦しい状況におかれている昨今、酪農の専門誌などで「加工も併せてやりましょう」的な論調で書かれるジャーナリストや大学教授のご意見を目にすることが多くなりました。
また、皆様の支えにより何とか10年目を迎える事ができた私たちも「いくらの資金でスタートされましたか」と聞かれることも増えました。
上に書いた文章はそれに対する回答です。


1000万といえば小さな農家にとっては大きな借金です。でも農業以外の世界から来て、「知識のないことが幸せ」ということを地で行っていた当時の私は不思議なほど不安はありませんでした。まだ若かった(爆)のもあるのでしょうが、工房部分を一階に、住居部分を二階に、という構造だったため「家を建てるなら都会なら安い方」と良い意味で開き直れる金額だったことと、1000万ならたとえ加工が上手くいかなくて「撤退!」という事態になっても最悪畑を売れば家や牛まで被害がこなくて済む金額だと計算がたてられたからです。


前置きが長くなりました。加工を考えておられる酪農家の方へ一つだけ伝えたいことがあります。それは、

「お金儲けではなく,チーズやヨーグルトやバターなどの製品を作ることに人生を捧げても悔いがないくらい作ることが好きでなければ酪農に加えて加工をやることはお勧めしない」

ということです。

そのくらいの気持ちなら私たちのような先が読める金額の借金なら例え加工が上手く行かなくて辞めても悔いが残らないだろうと思うからです。

また昨今の食品の偽装問題が明るみに出る度に「まずお金儲けありき」という食の仕事がいかに安易に堕落していくかを痛感するからです。

また偉そうに書くつもりは毛頭ありませんが、牛を飼い、飼料を作り、堆肥を土に還元しながら安全かつおいしい製品を作りつづけることが,どれほど強い精神力が必要とされるか日々夫婦で痛感している、ということもあります。

本当に安全でおいしい製品を作りたい、そういう気持ちがまず原点であって欲しいと切に希望しています。利益はその結果です。
リコッタチーズ
ベーベ工房のもうひとつのチーズ、リコッタチーズのご紹介です。

リコッタというのは「二度煮た」という意味で、モッツァレラチーズを製造する時に出来る
乳清(ホエー)に牛乳を加えて加熱して作ります。本場・ナポリなどではちょうど「ざる豆腐」
のような感覚で売られているようです。

ベーベ工房のリコッタの特徴は乳清にクリームではなく牛乳を加えていることでしょうか。
とてもさっぱりとして、消化の良いチーズです。

食べ方は本格的にラザニアなどの材量にも使いますがチーズケーキ風にカットして、
お気に入りのジャムやメープルシロップなどをかける食べ方がお勧めです。
簡単なデザートとしておもてなしに重宝します。
小さなお子様にも消化がよくあまりアクの強い味ではないのでお勧めです。
3才の息子はカップにスプーンを突っ込み夢中で食べてくれます。(笑)

お手に取って下さったお客様へ。気取らず召し上がって下さい。。
ただし、賞味期限が7日なのでお早めに。

モッツァレラチーズ
只今夫は工房でチーズ作りの真最中です。


ベーベ工房のチーズは2種類。モッツァレラとリコッタ。
どちらもイタリアのチーズで鮮度が勝負のフレッシュチーズです。


今日はモッツァレラについて書きたいと思います。


夫がプロとしてチーズを作って9年。幸い多くのお店やお客様に支えられていますが、やればやるほど奥の深い手強いチーズだとつくづく思います。

モッツァレラの出来不出来を決める要因に

  1 乳質 (季節や牛の体調で牛乳は微妙に味が違います。)
  2 気温
  3 作る量
があると思います。


モッツァレラの作業工程に 発酵~お湯をかけて練る~手早く成型

があるのですが、とにかくスピーディにやらないと固くパサパサしたものになります。
特に夏は熱湯を使うので工房内はまさしくサウナ状態。夏場は牛乳も脂肪分が低くなりますのでよりいっそうの注意と技術が必要になります。


ベーベ工房のチーズを扱ってくださるご担当もお客様も大変に熱心な方が多く、「今日のはおいしい」「今日は少し固い」と貴重なご意見を下さいます。
それらが夫の技術を育ててくださっていると思います。
どうぞ今後とも誠実に努力いたしますので、よろしくお願いいたします。


夫がよりおいしいチーズを作るために真剣な目をしているのを見ると、記録に挑戦するアスリートを連想します。

              「されどモッツァレラ」なのでしょう。

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ベーベ工房の名前の由来
今さら、という気もしますが、「ベーベ工房」という名称の由来について書きたいと思います。

パンフレットや紹介記事では「フランス語の赤ちゃんという意味でベーベ」ということになっていて、それも真実なのですが、実は子牛は「モーモー」ではなく「ベーベー」と鳴くことに由来しています。その頃、全く違う世界から酪農家に嫁いだ私はそれがとても新鮮な驚きでした。実際「ベーベ」(本名ブリジット)という名前の牛も飼っていて現在のベーベは初代の孫で3代目にあたります。

工房を開く時二人で名称について話し合いをしました。その時ひょんなことから夫が呼びやすいし、子牛からきちんと育てているという誇りも込めて「ベーベ工房」でいいよ、ということであっけなく決まった記憶があります。
でも、最初は営業活動をするとき「ベーベ」という名前を言うことが何か気恥ずかしかった記憶があります。お蔭様でベーベという名前を何回となく口にし、書いているうちに10年目を迎える事ができました。

工房がスタートした時まだ子牛だった初代のベーベは残念ながら2頭の娘牛を残して2003年に難産が原因で世を去りました。この時は私も牛舎で泣きました。
現在、3代目の孫牛のお腹には子供が宿っています。無事の出産を心から願っています。

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ヨーグルトを作る日のこと
ベーベ工房のヨーグルトとチーズは乳業メーカーではなく、30頭の牛の乳を搾っている小さな酪農家が作っています。だから毎日作るわけではなくどちらも週1日づつの製造です。(ビンの準備や発送日などがあるので週4日はかかるのですが)


これまでにも何回か「作る日はどういうスケジュールなの?」という御質問をいただきましたので少し記しておきます。


  朝5時起床~牛舎へ

        ↓
  飼料を与え、掃除をしてから9時半まで搾乳
        
        ↓
  すぐにバルク(牛乳を貯めておく大きな専用冷蔵庫)から牛乳を乳缶(フランダースの犬な  どに出てきますね)につめフォークリフトで同じ敷地内にある工房の製造タンクへ

        ↓
  牛乳を低温殺菌し、タンク内の温度が落ち着いたら乳酸菌投入


というスケジュールです。そして夕方に発酵の具合を確かめます。


この間に食事をしたり、飼料の牧草を作っている畑の管理をしたりそれは忙しいスケジュールです。二足のわらじ状態ですね。(笑)


牛舎の仕事はデイリーな仕事でもかなりハードです。その上、たまにお産が難産だったり
病気の牛が出たり計算が立たないこともある大変な仕事です。
牛乳を他所から買って作るほうが楽だと思いますが、やはり私たちは牛と共に生活して、
その牛乳で製品を作ってゆきたいと思います。夫は声高に「顔の見えるつくり手」
と言うことはありません。穏やかにそして黙々と取り組んでいます。
ただ名刺に

   「ベーベ工房  農家製チーズ・ヨーグルト製造」と書いています。


それがきっと夫の誇りなのだと思います。
  

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ブログ事始め
10年目を迎えた私たち夫婦のヨーグルト、チーズのブランド「ベーベ工房」を応援してくださるお客様から何年も前から「HPはないのですか?」というご質問をいただいてきました。

小心者の私は(笑)コストの問題や買い物かご機能を持ったご大層なものを作らなければ、というプレッシャーを感じて逃げ腰になっていました。多分永遠に自分のHPはおろかブログさえ持つことはないと思っていました。(オーバーだな)そんな私がブログを始めるきっかけは20年ぶりに(電話とメールでですが)再会した大学時代のゼミで同期だった男友達の「ブログは持つべきだ」という真摯な励ましがあったからです。

考えてみれば、ブログを始めたからといって気負って直販をしたり、いきなり高度な
画像を貼る事もないわけだわ、と目からウロコでした。
牛たちのこと、ヨーグルトとチーズを作る日々などを肩の力を抜いて日記にすれば
よいのだわ、と初めてチャレンジする決心がつきました。不慣れなことが多く
お見苦しい点も多いと思いますが少しづつ日々の出来事を書いてゆきたいと思います。

テーマ : ひとりごとのようなもの
ジャンル : 日記

プロフィール

けい

Author:けい
①群馬県でホルスタイン50頭、ジャージー牛5頭を飼養する家族経営の酪農家マダムです。

②1998年からベーベ工房というブランドでヨーグルトとモッツァレラチーズ及びリコッタチーズをハンドメイドで製造しています。安全でおいしい製品を誠実に作ることを信条としています。

③土作り、飼料作り~製品作りまで一貫して製造しています。

ベーベ工房も13周年を迎える事ができました。牛のこと、チーズのことなど日々のささやかな出来事を綴っていきたいと思っています。

ブログのスタンスですが、酪農とチーズのこと以外の、管理人の
趣味のことも書いてあります。なお記事の無断転載やコピーなどは
ご遠慮くださいますようお願い致します。

製品に関するお問い合わせは以下のアドレスにお願いします。

ベーベ工房のアドレス

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