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ピエモンテの山羊のチーズ(2)
昨日のエントリーの続きです。

Nature.Seasons.Wine&Food

Aogyさまの記事の中の農家の主婦の生活の様子に触れられた部分に
私は特に感情を動かされました。
Aogyさまがチーズを買われた農家の奥さんも一日中家畜の世話や畑の手入れ
そして家事のために忙しく敷地内を動き回っている様子ですが、私もまさしく
同じような生活を送っています。電話に出られない理由も多くは牛舎に行っていたり
するためです。この記事にあるように我が家にも愛犬が1頭いてけっこう働きを
みせてくれています。

ベーベ工房を始めるにあたって直売所を作らなかったのも、立地条件や常時
販売用のパートを雇う余裕がなかったことに加えてこのような農家の主婦の慌しい
生活という理由もありました。

Aogyさまの記事に励ましを受けたのは、本当においしい伝統的な製造方法で
作られるチーズは決して莫大な資本を投下した設備の中からではなく
生活の音が聞こえるような作業部屋で、ささやかな道具を使って生まれると
いうこと。チーズ職人の手はチーズを作るだけでなく家畜の世話をして畑を
耕す手でもあるということ。こういう中から生まれるチーズにイタリアやフランスは
高い評価を国の制度で与えています。心から賞賛したいと思います。

Aogyさま、農家へのやさしさにあふれた記事を本当にありがとうございます。
素晴らしい記事を私に捧げてくださったお気持ちに恥じない生産と生活を
これからも続けてゆきたいと思います。
心からの感謝を申しあげます。ありがとうございました。

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ピエモンテの山羊のチーズ(1)
このブログのリンク先でもあり海を越えた友人でもあるAogyさま。
彼女はイタリアのピエモンテ在住の翻訳家で、スローフードやワインについて
優れた記事をブログで書いておられます。
昨日のこの記事の最後に「けいさんに捧げます」という一文があり、私は感激で
涙が出ました。ショパンのバラード第4番を献呈されたシャルロット・ロスチャイルド夫人も
今の私のような心境だったでしょうか?


Nature,Seasons.Wine&Food

ピエモンテで山羊が出産するこの季節にだけ作られるチーズ「ロビオーリ」。
Aogyさまの記事にあるように山羊の乳からだけ作る農家製のロビオーリは地元消費
だけで市場にまして日本で出回ることはまずないそうです。何故なら少量しか
作れないからです。 

ロビオーラ

Aogyさまのエントリーの美しい写真と詳細な文章をご覧いただければおわかりと
思いますが、農家のチーズ作りはこんな風に生活と仕事が一体化した中で本当に
少量を家畜(牛や山羊や羊)を飼うところから始まります。
ベーベ工房のチーズは牛乳製なのでロビオーリと違い一年を通じて作れますが
それでもモッツァレラは多くて120個以下、リコッタは50個の製造が限界です。
首都圏のお取引先に扱っていただく量で大半が消費され、残りが個人のお客様に
ご注文いただいたものとなります。特にリコッタチーズはオーダーの数に応じきれない
ことも多く本当に申し訳なく思うこともしばしばです。

牛乳製のチーズは通年製造できますが、それでも牛乳も四季があり特に春の牛乳の
チーズが一番おいしく感じます。まして山羊のロビオーリは春のこの季節だけ。
どれだけたくさんの方が楽しみにしておられるでしょう!

Aogyさまは本当に小さな生産者への愛情を持って下さる方で、このエントリーでも
農家からお金を出して買っておられるにもかかわらず「分けていただく」と本当に
生産者と自然の営みに対しての一種敬虔にすら感じる気持ちを持たれている姿に
心から感動しました。私たちですら時々個人のお客様からご注文をいただき

     「チーズを分けていただけますか?」

と言われたときはえもいわれぬ感動を覚えます。
食や自然への自然な形の感謝。大きな愛情に包まれたそんな気持ちこそが食や文化を
守り次代に繋げてゆく原動力だとAogyさまのエントリーで実感させていただきました。

このエントリーには貴重なフェルミエ農家の生活に関する記述もあります。
それについては明日書きたいと思います。
Nature.Seasons.Wine&Food
この記事は独立したスローフードのカテゴリに入れておきます。
タイトルはイタリアのピエモンテ在住の、翻訳家として活躍されるAogyさまのブログです。
題名のようにイタリアのオーガニックワインのことや食文化のことなど、非常に高いレベルの
知識をもとにした読み応えがありかつ美しい写真から、イタリアの食や農業のことを生き生きと
Aogyさまが伝えてくださっています。

Nature,seasons,Wine&Food

そして、何にもましてこのブログをお薦めしたい理由はAogyさまが実際にスローフードの
活動をしている現地の生産者やジャーナリストたちとの関わりや、ご自身の情熱と分析力と
語学力でわかりやすく伝えてくださる、最新のスローフード関連の記事の資料性の高さです。

例えば最新のエントリー11/14の「味の方舟のプロジェクトが前進」という記事では、つい先日
味の方舟(絶滅に瀕している食や種などを守ってゆこうという運動)が選ばれた生産物に
スローフード協会が認定したマークをつけることを決定した、という非常に画期的な
ニュースをまさしく速報で書いておられます。

先日私はスローフード運動にいささか懐疑的であるという記事を書きました。
それに対しコメントで現在の現状を織り交ぜつつ、貴重なコメントをお寄せいただいたのが
Aogyさまでした。それがご縁でお互いにコメントやメールのやりとりをさせていただくように
なったのですが、イタリアでの地産地消の問題、イタリアの農家も実はフランスのAOC制度の
ようなものをイタリアでもやって欲しいと願っている方が多い、という日本にいる限りは
わからなかったであろうイタリアの農業の現在を教えていただきました。

日本では2000年~2002年は雑誌「エスクァイア」が一冊まるまるイタリアのスローフードの
特集を組んだり、雑誌「ソトコト」も一時は編集部内に支部を置くほどのスローフード熱でしたが
最近は未曾有の出版不況もありスローフードを特集することもなくなりました。
また各地の支部もそれぞれの方針があり、私が求める「考えるための資料」という
面で疑問があったのでスローフードも進化しているという生きた情報が入らなくなっていました。
(生産者の私が求めていたのはグルメ情報ではなかったのです。)

マスコミが特集する機会こそ少なくなりましたが、スローフード運動の根底にある考え方は
むしろ地方で実際に農業の現場を知り、考える知性と感性を持つ行政の農政担当者や
JAの幹部によって根付いてきているように思います。(群馬でも先日の地産地消フォーラムの
ゲストは日本にスローフードという言葉を紹介された島村菜津さんでした)
イタリアと日本はそれぞれ事情がありあるいは価値観の相違を感じることもあると思いますが、
作ること、売ること、食文化のこと、など考えるきっかけとしてスローフードはやはり意味が
あるようにAogyさまのブログやコメントから感じ取ることができたのです。

また、今後(私のワガママなコメントでのお願いもあるのですが)Aogyさまはスローフードの
大切な情報をブログで翻訳してお伝えくださるお考えもあるようです。これは嬉しい!
貴重な資料としてこのサイトを紹介させていただきました。
プロフィール

けい

Author:けい
①群馬県でホルスタイン50頭、ジャージー牛5頭を飼養する家族経営の酪農家マダムです。

②1998年からベーベ工房というブランドでヨーグルトとモッツァレラチーズ及びリコッタチーズをハンドメイドで製造しています。安全でおいしい製品を誠実に作ることを信条としています。

③土作り、飼料作り~製品作りまで一貫して製造しています。

ベーベ工房も13周年を迎える事ができました。牛のこと、チーズのことなど日々のささやかな出来事を綴っていきたいと思っています。

ブログのスタンスですが、酪農とチーズのこと以外の、管理人の
趣味のことも書いてあります。なお記事の無断転載やコピーなどは
ご遠慮くださいますようお願い致します。

製品に関するお問い合わせは以下のアドレスにお願いします。

ベーベ工房のアドレス

メールフォーム

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