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フローズンヨーグルト (2)
主人が現在製法や機械をあれこれ考えているフローズンヨーグルトですが
早くても完成は来年の夏以降になると思います。

主人がフローズンヨーグルトを作りたいと思った理由はこの二つだそうです。

 ① 毎年の大人でも食欲がなくなるほどの猛暑日々、特に子供が
   さっぱりと食べられてかつ栄養にもなるデザートを作りたい

 ② 人気のフローズンヨーグルトの製造メーカーはいくつかあり
   それぞれの魅力があるけれど、どうもヨーグルトそのものよりも
   トッピングするフルーツやフレーバーに力が入っている気がする。
   自分としては乳酸菌数も発酵乳の基準値を大きく上回る「氷菓」ではない  
   狭義の意味でのフローズンヨーグルトを小規模でいいので作りたい


何となくわかります。多分現在そこそこ有名なフローズンヨーグルトが牛乳などには
こだわっても酪農家の手によるものではないので、もう一つ原料のヨーグルトから
伝わってくるものが希薄な感じは私自身もするからです。

季節限定なので、同じ市内で無農薬でブルーベリーを作り出荷している主人の
中学以来の親友の作るブルーベリーの使用も考えています。
製造まではまだまだ研究途中ですがあわせて夢を見る時間も楽しんでやって
もらえれば何よりです。
 

フローズンヨーグルト
ちょっと遅れての母の日のプレゼントに主人がスノーラのフローズンヨーグルトを
取寄せてくれました。スノーラはアメリカに本社を置くメーカーで日本橋の
三越などで店舗展開をしています。

スノーラHP

無脂肪加工した群馬県の嬬恋村産の牛乳を二種類の乳酸菌で発酵させた
ヨーグルトを冷凍し添付のフルーツソースをかけて食べるデザートですが
さっぱりととてもおいしかったです。無脂肪乳ベースなので若干冷凍すると
固さを感じますが個人的にはもう少し乳脂肪分があればベターという感想です。

実は実現するとしても早くて来年の夏になりますが、主人は夏の三ヶ月の間限定で
フローズンヨーグルトをごく少量ですが作りたいという希望を持っていて
機械のカタログや凍らしてから添付する形の乳酸菌などの資料を少しずつ
始めています。このスノーラのフローズンヨーグルトの取寄せも参考資料としての
役割を兼ねています。

機械ですがレストランのデザートを作るサイズのエフ・エム・アイ社製のものを
検討しています。仕様としては下記の通りのごく小型のものです。

HTF-6N
電 源 100V 50/60Hz
電 流 12.5/9.5A
消費電力 750W
冷 媒 R404A 225g
製造能力 0.8~1.5L(0.9~1.7kg)/1バッチ
連続製造能力 1.5L(1.7kg)/15min(ミックス温度4℃)

フローズンヨーグルトは保健所によると乳酸菌数が発酵乳の基準なら
従来のヨーグルトの製造許可基準のもとで行えます。それ以下だと
アイスクリーム基準になり検査等厳しくなるので、原料は普段作っている
ヨーグルトですがさらに添付形の乳酸菌の使用ということになると思います。

一つの商品を開発するには試作を重ね検査を受け、さらに容器の選定等やるべき
ことが山積みですが、主人は強い意志があるようですし、彼は確かな味覚を
持っているので世に出す以上はそれなりのものを作ってくれると思います。

私は28日に東京に出張してずっとお世話になっているバイヤーさんにお会いし
ついでなので東京から吉祥寺に足を伸ばし小規模ながら圧倒的な人気を
誇るフローズンヨーグルトの専門店ウッドベリーズに行き店頭で食べながら
味をしっかりと記憶してこようと思います。
高級車より大切なものがあるだろう(と私は思う)
読む方によっては不快に感じられたら申訳ありません。
昨日、県立の農業系高校の先生が1時間半ほどいらっしゃいました。
ネットでベーベ工房のことに興味を持ち是非生徒のために意見を聞かせて
いただきたいと日曜日の夜突然お電話をいただいたのです。
お電話で話したときはてっきり畜産科の教師だと思っていたのですが
実際にお会いすると畜産専攻ではなく農業経済を教えておられるということでした。
校長の意向を受けての私たちへのアプローチではなく現在高3の教え子の進路その他に
ついて意見を聞きたかったようですが、正直何を求めての長時間の訪問だったのか
よくわからない90分でした。

先生との会話の中で一つだけ軽い衝撃を受けた言葉がありました。
農業系高校ですのでいわゆる難関大学に入る生徒はいないようですが
私は「就農するにしても今はもしチャンスがあるなら大学で勉強することも
大切だと思う。最近の主人の母校である酪農学園大学発行の専門誌にも
私とほぼ同意見が書かれていましたが」と申上げたところ、何故か
「あなたの意見は普通高校の発想なんです!」とと怒られて大規模なキャベツ農家の
子弟の生徒たちは口を揃えて

 「いい大学に行って例えば県庁や県内の銀行に勤めてもあの給料じゃ
  若いときは軽自動車にしか乗れないけれど、高校を出て親の農場を継げば
  20代でレクサスやベンツに乗れるから大学なんか意味がない」

と言っているということを誇らしく言われたのには正直、気力が萎えました。
農業高校とはいえ教育者ですよね。

同時に質素に暮らしている農家が大半ですが、群馬に嫁いで15年間一部の農家の
度の過ぎた機械道楽車道楽にかすかな違和感をずっと感じていることの理由が
わかったような気がしました。やっぱりまだまだ農家には金にもならない学問より
高級車に若い頃から乗れる人生が上だと思っている方も多いんでしょう。
だからまだ十六七の子供が平気で高級車を乗り回すことが豊かな人生だと公言
するのでしょう。それを誇らしげに初対面の私に言う教師に私は強い疑問を感じました。
私はやんわりとですが「私は高級車に人生の価値を見出しておりませんので」
と言ってもう90分を経過していましたしこれ以上先生の持論を聞かされた上に
会ったこともない他所のお子さんの将来を考えてくれと言われても不毛なので
お開きにしていただきました。午後からは出張先の会議とのことでしたがこの先生
何を求めての訪問だったのでしょうか?

私は酪農学園の教授も専門誌で言われているようにチャンスがあるなら
農家を継ぐとしても勉強をすることは今後農業の発展のためにも大切だと
考えています。このあたりのニュアンスを私の拙い筆では上手く表現できませんので
先日この日記でも紹介した杉本苑子さんの「二条院ノ讃岐」の一節で気持を
伝えられたらと思います。

 .......武門の輩である以上、たしかに武芸の練磨は大切でございます。
 でも朝廷の政事、法や掟の何たるかを理解し、貴族高官の暮らしぶり、風儀や
 慣わし、ものの考え方に同化して見識を深め、たとえ少しずつでも門葉の地位を
 押し上げていってこそ武門の棟梁ではありますまいか。

                (杉本苑子 「二条院ノ讃岐」より)

武門の棟梁を先祖伝来の広大な土地を受け継ぐ当主に置き換え武芸を農作業に
置き換えれば農家について私が考えている価値観になります。

それにしても「普通科の考え」つまりきちんと高校生は勉強すべきという
私の価値観は初対面のそれもほぼ強引に押しかけてくる教師に怒声を
浴びせられるほど異端なのでしょうか。笑い話ですが、先生が帰られたあとどういう
教育観をお持ちなのか知りたいと思い何気にPCを検索したらヒットしました。
この先生はボディビルでは有名な方で、50代の今も日本ではチャンピオンのようで
この方面のHPでは去年秋の大会で全裸に近い状態の隆々とした肉体を誇示する大きな
画像が何枚も公開されていて、私はあまりの衝撃にPCの前で唖然としていました。
ショック状態の私に主人が「レアものだから」と慰めてくれたのが救いでしたが。

私もいささかショック状態でお見苦しい不快な記事を書いて本当にごめんなさい。
でも、50になる私は思います。若い頃から本や芸術や学問に親しんで得た豊かさは
決して高級車を乗り回すことに負けません。たとえ質素な農家の人間としても。


日付印のこと
最近の牛乳や乳製品は紙パックやプラスチック容器が主流なので消費期限の
表示は年月日すべてを表示するのが普通ですが、ガラスびん入りの牛乳などは
小さな紙栓部分に日付を入れることになるのでスペースの関係上も
あるのか乳等省令でこの画像のように20 30 などの日だけの表示が認められています。
(私世代の方なら給食の牛乳でご記憶だと思います)

image[2]

   (画像はお借りしました)

べーべ工房のヨーグルトもガラスビン入りで紙栓に消費期限をスタンプしています。
表示形式は2012・5.16のように西暦・月・月日。
今までこれについて特に要望が寄せられたことはありませんがオーガニック系ショップの
お客さんからもう少し字を大きくして欲しいと要望されたことをきっかけに
個人的にももう少し字体を大きくした方がベターではと考えていたので行動を
起こすことにしました。

ところがたったこれだけのことですが壁がいくつかありました。
大きな原因は使用している回転式のスタンプの仕様の問題です。
HPで調べてもシャチハタでは〇号というスタンプの規格自体は
変えられないようでした。そこで地元の保健所の担当者に字体を紙栓という
限られたスペースの中で大きくするために西暦を抜かして月日だけでも表示できるか
電話で質問しました。担当者は乳等省令にも通暁した熱意のある方で次のような
回答をいただきました。

 ① 法令上は(上の画像のような)日付だけの表示もヨーグルトでも可能

 ② 西暦又は元号を抜いて月日だけの場合例えば生産者としては
   12月3日のつもりで12.3と表示してももし消費者が「12年3月」と
   誤認したら表示上まずいことになる。(註 スペースの関係で月日
   という漢字を入れることは不可能)

 ③ 定期検査で保存しているベーベ工房のヨーグルトの日付表示を見ると
   法令で要求している8ポイント以上の字の大きさで問題がないので
   ほんのわずかなお客さんの要望にすべて従う必要もないかもしれない。

というとてもわかりやすいものでした。それでも字体を大きくした方がより
ベターであるということは私も担当者も一致しており改善を考えました。

昨日ネットで検索したところ、関西で日付印などをオーダーに応じて製造販売
する会社が見つかり問い合わせたところ字体を縦に大きくすることは可能かも
しれないということで、現在の字体の紙栓等を送り見積をしてもらうことになりました。

乳製品は法令によって表示も厳格に規定されていますし、まして紙栓のように
小さなスペースに表示するとなると技術上のこともありすぐに変えることは大変です。
それでも何とか字体を大きくすることに可能性が見えてきたことはほっとしています。

上記の画像の日付のみで表示可というのはビン入り牛乳が主流だった昔の基準です。
今のようにロングライフ牛乳もあたりまえに売られている時代には少々若い消費者には
わかりづらい表示かもと担当者がおっしゃっていましたが私も深く同意です。

SNSについて
SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)ですが私は基本的に使っていません。
ネットを通じて親しくなったお友達の中にはかけがえのないリアル友人になった方も
数人いますし、そのような方とは当然メールアドレスや連絡先も知っているので
無理にSNSを使う必要がないからです。Mixiも退会しましたしFacebookも
海外在住の友人一人だけとのやり取りに使うだけです。

ヘビーユーザーでもない私が言うのも説得力がないのですがFacebookを巡っては意外に
トラブルが多く下記の記事のような利用者のストレスも指摘されています。

Facebookユーザーの約7割がストレスを経験

 日本人のFacebookユーザー数は、約800万人(’12年4月現在)ともいわれている。
利用者が増えるにつれ、Facebookの実名登録を原則とした特性が逆に不都合に
なることも。ジャストシステムの調査によると、「Facebookを利用していて
何らかのストレスを感じたことがある」と答えたユーザーは、約7割にも及んだ
(詳細は後述)。

その理由としては、「人間関係があからさまでプライバシーがない」(34.3%)が最も多く
続いて「シェアされるとどこまで広がるのかわからないので余計なことを発言できない」
(33.8%)、「ソーシャルアプリの“おせっかい”な誘い(招待や勧誘)」
(31.1%)、「友達リクエストをされて断りにくい」(27.1%)が挙がった。

                    (SPA!より)


実は私もお会いしたことがある主人のチーズ関係の仲間の男性から何度も
友達リクエストを受け根負けして承認しましたが、膨大なFacebook友達を
持つ彼の友達一覧を見て、もちろんチーズ仲間でご存知の方がほとんどでしたが
実際に個人的お付き合いのない方々にまで私の実名や出身大学を知らせる
ことに強い疑問やいささかの不安を感じて申し訳なかったけれど友達承認
自体を取消ししました。唯一のFacebook友達はあの口蹄疫をきっかけに
知合った私よりずっと若い(といっても二児の良きパパですが)大手企業
系列の農場でで働く研究者で、メールなどのやり取りを通じてとても性格や
物事の感じ方が合うことや人として信頼できることから彼が海外勤務となって
からもやり取りが続いています。

ネットでの交流はお互いの記事に共感してブログにコメントをすることから
始まることもあります。HNだけで本名はお互い知らなくてももう何年も
交流が続いている方もいます。Facebookはもちろん上手に使っている方も多いので
しょうが、実名が原則なので友達の承認は慎重にやらないと思わぬ個人情報の漏洩や
人間関係のトラブルに巻き込まれる可能性もあるように思います。

私はどうもFacebookの友達の友達はあなたとも友達式の芋づる式ないささか
無神経なつながりが苦手です。一応社会人として相応に人付き合いはありますが
仕事のことも含めて本当に自分の素直な気持を打ち明けられる方はそれほど
多くない方です。ウマが合うとかその方の生き方や思考法が尊敬できるとか
とにかく何かしら心に{!}の感情がなければある程度の心の深い交流は無理です。

サガンの著書に「愛と同じくらい孤独」という名作があります。正確にはサガンが
恋愛や人生に関するインタビューに答えているという本なのですが、私はこの本の
タイトルのようにどれだけ信頼し合っていてもお互の相性の良さを喜びつつもお互いの
孤独な部分に踏み込まず、でもやさしく見守るという関係が好きです。
Facebookの友達の輪!式の騒々しい人間関係はビジネスと割り切るならともかく
自分とは肌合いが違うような気がしています。

プロフィール

Author:けい
①群馬県でホルスタイン50頭、ジャージー牛5頭を飼養する家族経営の酪農家マダムです。

②1998年からベーベ工房というブランドでヨーグルトとモッツァレラチーズ及びリコッタチーズをハンドメイドで製造しています。安全でおいしい製品を誠実に作ることを信条としています。

③土作り、飼料作り~製品作りまで一貫して製造しています。

ベーベ工房も13周年を迎える事ができました。牛のこと、チーズのことなど日々のささやかな出来事を綴っていきたいと思っています。

ブログのスタンスですが、酪農とチーズのこと以外の、管理人の
趣味のことも書いてあります。なお記事の無断転載やコピーなどは
ご遠慮くださいますようお願い致します。

製品に関するお問い合わせは以下のアドレスにお願いします。

ベーベ工房のアドレス

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